mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

正しくなければ、、、

爆笑問題太田光もラジオで言及するなど、未だ尾を引いている

フジテレビのとんねるずの番組でのヘイトスピーチ騒動。

この問題には賛否両論あるし、確かにフジテレビのやらかしたことは

褒められたものではないけれど、楽しくなければテレビじゃないという

かつてのフジテレビのキャッチフレーズをもじって正しくなければ

テレビじゃないと皮肉ったある論調に目が止まって、我々にとって

大事な権利である表現の自由という点で危うさを覚えるところがありました。

件のとんねるずの番組やいわゆる低俗番組が少しでもヘイトスピーチとか

いじめを誘発すると思われたら間髪を入れずにテレビ局に抗議電話が

掛かってくる事案が少なくないということで、スポンサーを巻き込んだ

不買運動などに発展してはテレビ局にとってはたまったものではないだろうし、

確かにヘイトスピーチはいけないことだけれど、放送倫理ということばを

盾に必要以上にメディアの表現が制限されることになってはいよいよ表現の自由

危機ではないかと思うのです。

この低俗番組の論争に類似した事案として、トランペット奏者の日野皓正氏の

体罰騒ぎが喧々諤々の議論になったけれど、この問題に触れた記事の中で

自分も大晦日の特別番組でお笑い芸人にビンタをするのは本意ではないし、

今年は自粛したいと言ったプロレスラーの蝶野正洋のことばにも

筆者はどこか違和感を覚えるところがあって、蝶野正洋も嫌がっているし、

やれ低俗番組だ、いじめの誘発だといって叩かれるぐらいならば恒例の

ダウンタウンの特番をやめて当たり障りのないグルメ番組でもやろうかと

日本テレビの内部で議論になるような事態になってはクレーマーによって

表現の自由が押しつぶされたということになると思うし、確かに

バラエティー番組といじめの因果関係が指摘されているけれど、だからと

いって少しでもいじめの呼び水になる表現をテレビから一掃しようといったら

腹から笑えるようなバラエティー番組が地上波から姿を消して刺激を

求める視聴者が動画配信やCS放送に流れてしまうと思うし、

小さな子どもでも容易にスマホを使いこなせる現状を鑑みたら

地上波のテレビから低俗番組を一掃したとしても目を覆いたくなるような

暴力的な、あるいは猥褻な表現がYouTubeなどに氾濫している以上、

PTAは満足するけれど実効性はないという

結果になりかねやしないかと思うのです。

もっと言うならばジャイアンのび太君を叩くのがけしからんと言われた

藤子・F・不二雄ドラえもんも、やたらバイオレンスやヤクザばかり

描いてと批判されることもある北野武監督の映画も暴力的に見える

表現の裏には作者が伝えようとするメッセージがあるのだし、

我々が今するべきことはヘイトスピーチとかいじめの助長といった

脅し文句でメディアを縛ることではなくて、バラエティー番組にしろ

YouTubeにしろ劇場映画にしろメディアと正しく対峙する術を子どもたちに

教えるメディアリテラシー教育であると思うし、学校や家庭できちんとそうした

教育がなされれば魔女狩りのようにバラエティー番組が淘汰される

悲しい事態もなくなると思うのです。

最後に障がい者と言われる立場から言わせてもらうならば、

可哀想な障がい者を傷つけてはいけないといって腫れものに触るように

扱われることを好まぬ障がい者も筆者以外にも少なからずいるということと、

痴呆症と言われていた病気がいつしか認知症と言われるようになったり、

精神分裂病がいつの間にか統合失調症と言われるようになったことに

違和感を持ったりかえってわかりにくくなったと苦々しく思っている

人間もいるということですね。

臭いものに蓋をして腫れものに触らないことは必ずしも共生社会と

つながるものではないのですから。