mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

何も言えねえ

先日放送されたフジテレビのとんねるず司会のバラエティー番組に

同性愛者や性同一性障害の方々の中傷と取れる表現があったとして

社長が陳謝する事態になったと聞いてなんとも言えない思いがします。

確かに同性愛者でも性同一性障害でもない人間が見ても気持ちのいいものでは

なかったし、かつて同じくフジテレビで放送されたバラエティー番組が

王貞治さんに対する人権侵害とか名誉毀損と言われて問題になったことを

忘れたのかと言いたい気もするけれど、テレビCMや宣伝動画の些細な部分を

取り上げてやれセクハラだ差別だ危険な遊びの助長だといってSNS上で

批判が巻き起こってCMが自粛に追い込まれる事態が相次いでいることを

思うと今回の事案を契機に件のとんねるずの番組が打ち切られてしまったら

お茶の間に笑いをと目論むテレビマンが必要以上に萎縮しやしないかと

いう懸念が浮かぶのもまた事実なのです。

今回の事案と同じくかつて芸風が性同一性障害や同性愛者への

ヘイトスピーチではないかとと言われたお笑い芸人のレイザーラモンHG

ヘイトスピーチの意図は全くなかったと弁解したのは正直な意見だと思うし、

マイノリティーへの差別と見て取れる表現が全てけしからんとなれば

身体障がい者のクララが登場するアルプスの少女ハイジや、

アニメ映画になった聲の形車いすの登場人物が出てくる

テレビドラマや劇場映画など何かの拍子でこのシーンは

ヘイトスピーチ紛いでけしからんといって再放送ができないような事態に

なりやしないかと思ってしまうし、筆者も障がい者と言われる身として、

テレビや映画の世界から障がい者差別と受け取れる表現をすべからく

排除してしまえなどという発想は望んでいないというのが正直なところです。

このフジテレビでもレギュラー番組を抱える明石家さんまが地上波放送と

ネット配信番組を比べて手厚い予算や番組の自由度の点で配信には

一日の長があると私見を述べているのもまた正直なところであろうし、

お笑い番組ヘイトスピーチだといっていちいち問題にしていては

どこかのライターが述べていたように地上波のテレビ放送は朝から晩まで

当たり障りのない女子アナのグルメリポートばかりになってしまうと思うし、

マイノリティーの当事者たちはヘイトスピーチはけしからんといって

臭いものに簡単に蓋をしてしまうような萎縮した報道姿勢よりも

たとえ道化師扱いされても自分たちのリアルをマジョリティに

理解して欲しいと考えているのではないかと思うのです。

さて、衆議院が解散されて早々に産経新聞がある民放番組での

安倍晋三首相のインタビューへの番組スタッフの恣意的な介入を

指摘するなど報道の自由が懸念される事態になっているのが

懸念されるところです。

野党共闘を事実上反故にされた日本共産党から自民党の補完勢力と

揶揄されている小池百合子氏の新党を必要以上に勢いづかせて

しまったのは飽きるほど彼女の顔をワイドショーで写してきた

テレビメディアとそれに対して疑問を持たなかった視聴者の功罪だと

思うけれど、自民党のコピーのような巨大政党ができて保守勢力同士で

政権を禅譲しあう事態になったら護憲とか戦争反対とか声高に

叫ぶこともできなくなってしまうだろうし、事実上我が国の

国会が大政翼賛会のようになってからなんで小池百合子ばかり写すんだと

メディアに抗議の声を上げるべきであったとか、バラエティーに

おけるヘイトスピーチの問題よりもこの偏向報道の問題のほうが深刻で

あると気づいても手遅れのように思うのですがいかがでしょうね。