mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

クレーマー論

野村克也仰木彬という名将を擁して、かつては日本シリーズを戦った

東京ヤクルトスワローズオリックスブルーウェーブ、いまの

オリックスバファローズ

イチロー選手、古田敦也選手ら栄光を知る選手が次々チームを去って、

栄光の歴史と伝統のあるこの2チームがクライマックスシリーズから遠ざかって

いることは残念であるけれど、どんなに負けが込んでも決して愛すべき

チームへの声援を止めないオリックスバファローズのファンに対して

筆者もその一人として誇りをもっていたし、ほとんど地元の中日ドラゴンズ

ファンが占めるナゴヤドームの一角で惜しみない声援を送る

東京ヤクルトスワローズの応援団にも拍手を送りたい思いがしていました。

もちろんこの2チームに限らず、大半のプロ野球ファンは規律を守って

贔屓のチームに声援を送っているのだろうけれど、昨日の明治神宮球場での

試合の後で選手は悪くないお前の采配ミスだと監督が試合の疲れを休める

クラブハウスを取り囲んだ東京ヤクルトスワローズのファンには

正直失望させられるものがあったし、贔屓のチームの負けが込んだことや

不甲斐ない負けのストレスがあったことを差し引いても許されるものではないと

個人的に思いました。

かつて同様に負けが込んだチームに立腹して監督や選手の乗り込むバスに

生卵を投げつけた当時の福岡ダイエーホークスのファンや、これに近い言動が

しばし問題になるサッカーのJリーグのサポーターもそうだけれど、

暴力や圧力で愛するチームの監督を退任に追い込んだり、球団の幹部に

土下座させてもそれは本来の意味での応援ではなくクレーマーの悲しい勝利としか

言えないと思うのです。

さて、クレーマーの悲しい勝利といえば昨今テレビのCMに対するSNS上での

過剰なクレームが問題になる中でサントリーのCM動画が卑猥とネット上で

やり玉に挙げられて打ち切りに追い込まれるという事案が起きてしまいました。

確かに女性の視点から見れば不快とかいやらしいとか言えなくもない動画では

あるけれど、このCMを批判するSNS上での書き込みを見れば躊躇なく

アダルトビデオ云々ということばを使っているあたり本来CMを見て

不快感を覚えるであろう女性ではなくアダルト女優が動画に登場しても

さほど不快に思わないであろう男性陣が書き込んでいることが透けて見えたし、

本来クレームを言うべきではない人間が不必要なクレームをSNSに書き込んで

悪意のないCMを打ち切りに追い込むのはどうなんだと思いました。

さて、こうした一億総クレーマー時代を危惧するような公共広告機構のCMが

一部で話題を呼んでいます。

泥棒云々叩かれて桃を拾うことを諦めて涙を流すことになったおばあさんの

やりきれない気持ちをどう思ったかとCMの視聴者には問いたいところで

あるし、このおばあさんの涙を見てせっかくのCMがお蔵入りに

追い込まれてしまったメーカーの担当者や、辞めろ辞めろと詰め寄るファンに

四面楚歌の思いがした東京ヤクルトスワローズの監督の無念を少しでも

感じてもらえればと思うのですがいかがでしょうね。