mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

黒い闇の向こうに

プロレスラーから政界に転身した大仁田厚、どこにでもいそうな

フリーターから突然国会議員に転身した杉村太蔵

二人とも年かさの有権者からは立候補当時政治のど素人に国会を任せて

大丈夫かいなという懐疑的な見方をされてきたけれど、

若い有権者からはど素人であるからこその変革を期待された部分も

あったはずで、それ故にプロレスラーのときも無所属に拘ったから

自民党議席を得ても派閥には入らぬと言った大仁田厚が手のひらを

返すように突如として派閥に加入したことや、派閥政治歓迎とか

派閥の領袖に料亭の接待に連れていって欲しいといった杉村太蔵

初当選当時の言動にがっかりさせられた有権者も少なくないというのが

また事実であると思うのです。

同じ自民党の代議士でもプロレスラー時代から破天荒と自称した大仁田厚

国会議員当時の自分をしくじり先生であっけらかんと回顧していた

杉村太蔵と違って、ヤンキー母校に帰るというドラマのモデルにも

なった義家弘介文部科学副大臣はまさか自民党の古臭い派閥政治の体質や

旧態依然とした力関係に飲み込まれてしまうことはないと思っていたけれど、

愛媛県の学校法人の許認可をめぐる問題での国会答弁で自民党

安倍晋三首相を窮地に追い込むような内部告発をした文部科学省の職員を

魔女狩りのように探し出して処分するといったことや、この職員が

公益性を第一に考えた内部告発者の保護制度の対象に該当しないと述べた

ことには正直失望させられるものがあったし、安倍晋三首相の

操り人形と化してしまった彼にはもはや母校で教壇に立っていたときの

面影はまるでなく、長いものに抗うのではなく長いものに巻かれる人間には

いじめ問題の被害者を学校や教育委員会の隠蔽体質から救うといっても

まるで説得力がないと思うのです。

さて、この義家弘介氏の内部告発を巡る答弁に疑問を持ったのは筆者だけでは

ないようで、食肉偽装事件や大手出版社の景品表示法違反事件など

自らの立場を顧みず内部告発に踏み切った人間の末路をインタビュー取材した

記事に目をひかれました。

こうした内部告発をする人間の中には私憤で会社や取引先への復讐の

ために内部告発を行う者もいるけれど、インタビュー記事に出ていた

三人はいずれも公益ファーストで内部告発に踏み切っており、

その勇気に拍手を送りたいと言いたいところであるけれど、

障がい者の愛娘を抱えながら内部告発のツケで多額の負債を抱える

羽目になってしまった兵庫県の男性や、ブラック企業そのものの

出版社の体質と読者を裏切る行為を押し付ける上司に我慢できなくなり

内部告発の果てに心の病になって職を追われてしまった筆者と

同年代の九州の女性の末路には考えさせられるものがありました。

でも、インタビュー取材を受けた三人は確かに内部告発を後悔して

いる部分もあるものの、どんなに逆風が吹いてもくじけない兵庫県の男性には

関西人の気概を感じたし、職は失ったけれど読者ファーストという

自分のポリシーを死守できたしブラック企業から逃れることができたと

晴れやかに語る福岡県の女性のことばには同じくブラック企業

辛酸を舐めたものとして勇気付けられるところがありました。

でも、古い自民党の変革を訴えたヤンキー先生がこうした名もなき

内部告発者の声なき声を黙殺するような言動をしているようでは

ブラック企業問題や食品偽装事件のように内部告発なしでは

解決の難しいアジェンダ内部告発に踏み切る人間が躊躇して

しまうと思うし、来るべき東京都議会議員選挙で政権交代を狙う

民進党古い自民党政治との決別を謳う小池百合子東京都知事

地域政党東京オリンピックをめぐる闇の部分や築地市場の移転問題にも

関わってくる内部告発者の保護制度の拡充をマニフェスト

掲げてくれないかと思うのですがいかがでしょうね。