mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ドラえもんは病者の隣に

藤子・F・不二雄の不朽の名作、ドラえもん

このドラえもんの中で、風邪をこじらせて友人と海水浴に行けなくなって

しまったのび太君が、ドラえもんがしずかちゃんに預けたライブカメラ

画像を自宅のゴーグルを通して眺めて、あたかも一緒に海水浴を楽しんで

いるような気分を味わうというエピソードがありました。

近年、人工知能全盛の中でこうしたドラえもんひみつ道具が国内外で

現実のものとなって、夢が夢でなくなって寂しいという意見と

ひみつ道具がリアルになったのは技術立国である我が国のエンジニアの努力と

子どもの頃の夢を現実にしようと頑張ってきた技術者の飽くなき挑戦の

成果であってむしろ喜ぶべきことという意見とが拮抗しています。

でも、仮想現実の技術を生かして、小児病棟で長期の入院を強いられている

児童に先ののび太君のように遊園地であるとかクリスマス会であるとか

病院の外のリアルな日常の世界を見せてあげる取り組みが行われていると知って、

長期入院の辛さを知る筆者には身内の面会でさえ制限されて普通の小学校に

通うことも許されない児童にとってはドラえもんがどこでもドアを片手に

外の世界を見に行こうとやってきてくれたことは何よりも励みになると

思ったし、退屈で不安がいっぱいの入院生活の憂さを一時でも忘れて

ジェットコースターの快感を味わえたと喜ぶ少年の姿を見れば

ドラえもんの世界が現実になって寂しいなどと批判はできぬと思いました。

この心温まる取り組みがスマホの普及で値下がりしたとはいえ決して安いとは

言えない仮想現実装置の導入のために寄付をしてくれる心優しい人間の

出資によって支えられているというのもまた嬉しいことであって、

ドラえもんのハイテクと伊達直人の優しさが一つになって子どもたちの

笑顔が生まれているという事実を我々は胸に刻むべきと思うのです。

でも、子どもたちのほんとうの笑顔のためにはやはり不治の病を治す

新薬の開発が不可欠であって、伊達直人の優しさと実直さを持ち合わせた

京都大学山中伸弥教授と彼に続く研究者たちのさらなる奮起を期待すると

ともに、難病で苦しむ子どもたちがほんとうにマンガのように

自分の意志で動いて喜怒哀楽を持ったドラえもんと対面できるように、

22世紀まで生きられるように厚生労働省に新薬の承認の迅速化や

保険外の先端医療への公的扶助の充実を働きかけるなど我々一般人にも

行動を起こすことが求められていると思うのですがいかがでしょうね。