mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ブランドという十字架

大関時代からほとんど休場のなかった大相撲の横綱稀勢の里関。

先場所での名誉の傷が癒えぬまま今場所に強行出場して大丈夫だろうかと

思ったら不安が的中するように金星を相次いで献上するごとく精彩を欠いた

取り組みが続いて結局途中休場の憂き目に遭いました。

稀勢の里関が白鵬朝青龍、かつての曙や武蔵丸のような外国人力士に

比べて軟弱と批判するのは簡単であるけれど、以前も触れたように

横綱という重みのある称号を一生背負わされることになった彼の

プレッシャーは相当なものであることは想像に難くないし、

筆者よりも若いのに周囲の期待を一身に受けて横綱として戦ってきた

彼が横綱という名の十字架に押しつぶされるようにケガで途中休場を

余儀なくされるほどに追い詰められてしまったという着想もできると

思うのです。

さて、大相撲でブランド、勲章といえばやはりこの番付のてっぺんの横綱

あるけれど、同じプロスポーツでもプロ野球は親会社の看板を背負って

戦うという意味で大相撲と違った難しさがあると思うし、

我が国はおろかメジャーリーグのファンでもその名を知っているほどの

読売ジャイアンツ阪神タイガースという歴史とブランドの重みのある

球団の選手たちにも先の稀勢の里関と同じくらいの重圧が掛かっているのでは

ないかと思うのです。

この阪神タイガースに今シーズンフリーエージェントで移籍してきたのが

ご存知糸井嘉男選手だけれど、子どもの頃からの憧れであったタテジマの

戦闘服に袖を通すことのできた喜びも確かにあるのだろうけれど、

プロ野球が開幕して2ヶ月あまり過ぎた現在は打撃不振に苦しんでいて、

ファンの期待を一身に受けながら阪神タイガースというブランドを背負って

日々の試合に取り組む重圧は相当なものであろうし、結果が求められる

立場だからと怪我をおして騙し騙し強行出場している姿はどうしても

稀勢の里関と二重写しに見えてしまうし、そのうち彼も離脱を余儀なくされるの

ではないかと思ってしまいます。

この糸井嘉男選手もパリーグ時代から肉体改造と称したストイックな

トレーニングに励んできたけれど、よく泳ぐものは溺れるという

ことわざもあるし、古傷の痛みと戦いつつ日々の試合をこなさねばならない

現状は試合での心身の疲労だけでなくこの肉体改造も一因ではないでしょうか。

さて、肉体改造といえば糸井嘉男選手以上に有名なのが読売ジャイアンツ

時代の清原和博選手です。

彼も糸井嘉男選手と同じくフリーエージェントで死にたいほどに

憧れた球団に入団を果たしたものの、騙し騙しの肉体改造も気休めに

過ぎず、肉体の衰えと読売ジャイアンツ清原和博という一種の

ブランドの重圧からやがて引退に追い込まれ、人の道を踏み外して

しまったことは周知の事実です。

この清原和博さんが昨年末のビートたけし司会の特別番組でインタビューに

応じたのも、彼や酒井法子さんなど芸能界にはびこる薬物事案の連鎖に

ストップをかけたいという思いもあったのだろうけれど、

そんな願いもむなしくまた元ジャニーズ事務所の人気グループの

メンバーが薬物事案で警察の厄介になってしまったことは本当に

残念なところです。

このジャニーズ事務所については今までは執拗に取材対象を追いかける

芸能マスコミも腫れ物に触るような対応をしてきたけれど、

昨年のSMAP解散騒動や週刊文春のスクープ合戦あたりから

潮目が変わってきたように思うし、木村拓哉には思いやりがないとか

彼と工藤静香の愛車がダサいとか下世話な話題は置いておいて、

今回の薬物事案や過去の所属タレントの未成年飲酒、喫煙や

薬物事案を黒歴史で済ませるなという論調がもっと見られるように

なればと思うのですがいかがでしょうね。

ジャニーズ事務所という一種のブラックボックスのような組織に

敢えて厳しい目を向けることがジャニーズ事務所というブランドに

押しつぶされそうになっている未来ある若者を救うことになるのではない

でしょうか。