mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

大家族のリアル

先日、芸能界を離れているメンバーを含めて元出演者が再開したことで

話題を呼んだTBSテレビの大家族ドラマ、天までとどけ

筆者も久しぶりにこのドラマの話題を聞いて、一人っ子の自分と

十数人もきょうだいのいるドラマの世界との違いに子どもながらに

考えさせられるものがあった本放送当時を思い起こしていたけれど、

少子化ということばが声高に叫ばれ始めた頃の放送とあって、

ドラマを見ながら暖かい家庭に憧れを抱いたり、筆者のように

自分もきょうだいがいればいいのにと思った視聴者もいると思うのです。

でも、このドラマは綺麗事ばかりでなくて、同じTBSテレビの

人気ドラマ、3年B組金八先生と同じく、未成年の妊娠、結婚など

思春期の青少年のリアルに切り込む描写もあって、大家族だから

きょうだいがいるから、あるいはお金があるからといって必ずしも

幸福とは言えないという人間の普遍的なところに触れていたところも

長寿番組になり得た秘訣と思うのです。

もっと言うならば子どものときに読み聞かせて貰った絵本を大人になって

再読するようにこのドラマを成人してから見直すと違った感想があって

然るべきであって、筆者のように子ども時代はきょうだいがいっぱいで

楽しそうだなあ、、、とただただ羨望で見ていただけであっても、

三十路を過ぎてから見ると扶養家族をこんなに抱えてお父さんは

大変だなあとか、不惑を過ぎても産みの苦しみと戦い続けて大家族を

作り上げたお母さんには頭が下がるなあというリアルな感想を

持つのではないでしょうか。

ただ、この作品はあくまでフィクションでもあって、テレビ朝日で人気を

博したビックダディー特番や、日本テレビの同種の大家族の特番のように

現実に存在する大家族を追ったドキュメンタリーにはどうしても

勝てないというのも現実ではないでしょうか。

でも、ヤラセ疑惑や出演者の下世話な話題の多いビックダディーよりも

この天までとどけのほうが鑑賞に耐えうると評した芸能ライターのことばには

いささか疑問に思うところがあって、そもそもフィクションと

ノンフィクションを同列に比べること自体ナンセンスであるし、

天までとどけの出演者たちはドラマが終わってもそれぞれの

プライベートの部分で難しい事情を抱えつつも絆を大切にしていて

素晴らしいことなのにビックダディー一家は、、、などと

フィクションのドラマを引き合いにノンフィクションのドキュメンタリーの

登場人物を批判するのはどうかと思うのです。

確かに天までとどけというドラマは青少年の視聴を配慮して大家族の

光の部分を中心に描いていて、先に触れたような影の部分は影で

終わらせてしまったきらいがあるけれど、これはこれでありだと思うし、

ビックダディーに眉をしかめる視聴者や、妊娠、出産に憧れる

若い女性向けに天までとどけの当時よりも少子高齢化が進んで

児童虐待老老介護が社会問題となっている現状を踏まえた

リアリティのある現代の大家族ドラマを描く脚本家が現れれば

下世話な視聴者も納得せざるを得ないと思うのですがいかがでしょうね。

思い起こしてみれば天までとどけの放送当時は赤ちゃんポストなど

存在しなかったし、仮に同種のものを作ろうとする個人や団体が

現れていたら今以上に批判されていたでしょうね。