mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

みんなで持てば重くない

ゆとり教育に懐疑的な視線が注がれ、大学入試センター試験も姿を変えようと

する中、小中学生の通学カバンが10キロを超えるケースも珍しくなくなったと

聞いてゆとり教育への批判が今ほどでもなかった筆者の学生時代との

あまりの変容に目を見張ってしまいました。

これは言うまでもなくゆとり教育を改善しようと小中学校の学習指導要領を

幾度も改定してきた結果であって、自分の体重の半分か三分の一かという

重い重い通学カバンを抱えて徒歩で登校し、土曜日も4時間、平日は6時限か

7時限という詰め込み主義そのものの学校生活に翻弄される児童生徒の

苦悩が偲ばれるとともに、彼ら以上にゆとり教育の改善策による

授業時間数の増加やそれによる授業の支度や宿題やテストの添削を行いつつ

部活動やデスクワークもこなさねばならない小中学校の教師に負担が来ている

という現実を突きつけられた思いがしました。

確かに最高学府であるべき大学に分数もできない人間が入って来て

小中学生レベルの補習授業を大学が行う羽目になっているなどゆとり教育

弊害は看過できないところであるけれど、抱えきれないほどの重い宿題を

児童生徒や教師に押し付けて小中学校に重苦しい空気を漂わせて

しまっている現状も無視はできないと思うのです。

そこで思うのが、小中学生の負担軽減と教職員の働き方改革を一挙に実現する

ために、何でもかんでも公立学校で済ませようとするのではなく地域の団体や

民間の力も借りて分業制のごとく民間に委ねるべきところは委ねてはと

思うのです。

かつて東京都内の公立中学校で塾で行われているような内容の補習授業が

試行されたときは教育の平等を第一義とする

公立学校で塾の真似事をするのは如何かと批判も少なくなかったけれど、

今ではそうした批判よりも貧困層の子どもたちにも塾で行われているような

学校の補習授業をという声のほうが根強くなったし、富裕層の子どもは塾に

そうでない子どもは公費で学校に招いた講師の補習授業を受けさせることに

すれば、教師の負担は確実に減るし、補習授業への参加を強制でない形に

して、最低限の知識は教師から皆と机を並べて習得して、それ以上を

求めるならば私塾か学校での講師の補習授業を受けられるように

すれば若いのに重いカバンで肩が凝ると自嘲する子どもたちの負担も

軽くなると思うのです。

部活動にしても同じで、もともと学校に在籍するならば何らかの部活動に

入らねばならないというものではないし、世間で言われるほど帰宅部

悪いこととも思わないので、以前より伸びた授業時間や塾通いで部活動の

時間を差し挟む余地のない子どもたちや部活動のために過労死寸前に

追い込まれている現場の教師の苦労を鑑みて、文部科学省内で検討されている

ように部活動専門の指導員を教師と別に配置したり、地域で活動する

スポーツのコーチを積極的に学校に招いてはどうでしょうね。

10キロのカバンは小中学生はおろか大人でも重いけれど、

学校という一種のブラックボックスでもがいている児童生徒や教師のカバン

皆で一緒に支えてあげれば重くないと思うのですがいかがでしょうね。

人文科学から自然科学、ひいては音楽や道徳まで一人の教師が教えている

我が国の小学校の現状はやはり改善の余地があると思うし、

学校現場こそ率先してワークシェアリングを導入すべき場所と

思うのです。