読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

クレーマーさんいらっしゃい

ゴールデンウィークの最中、NHK総合テレビのバラエティー番組で対談する

プロ野球選手の張本勲氏と落語家の桂文枝さんの姿を見ました。

連休の早朝から張本勲の濃い顔かと苦笑してしまったけれど、

サシで対談する二人を見ていて、サッカーや陸上、格闘技など門外漢の

分野まで首を突っ込むような旧態依然の精神論を展開する張本勲氏と

自分の子どもや孫のような若手芸人とも自然に絡むことができるばかりか、

ライフワークのような朝日放送の長寿番組で素人の新婚カップルを

ほじくり倒してお茶の間の笑いを誘ったり、ピンチはチャンスと

ばかりに自身の不倫騒動まで笑いに変えてしまう桂文枝さんの

好感度の違いが画面を通して伝わってくるようで、いつまでも自分の

プロ野球3000本安打を鼻にかけて上から目線のスポーツ評論を展開する

張本勲氏に比べ、上方落語の重鎮という地位を感じさせない神対応

名手のような桂文枝さんに好感を持っている人間は筆者だけではないと

思いました。

特に大型連休が明けて五月病に悩む新入社員など、張本勲氏のような上司では

喝を入れられては敵わぬといって仕事の悩みを打ち明けるのをためらって

しまいそうだけれど、桂文枝さんの物腰の低さと頭の回転の良さは

神対応のできる上司の鑑のようで、筆者の古巣のブラック企業にも

桂文枝さんのような上役がいたらもっと風通しのいい企業風土になっていたと

思うのです。

でも、プロ野球以外のスポーツのファンからネガティヴな意見が聞かれる中で

張本勲氏の出演する情報番組が高い視聴率を得ているのは何故かと考えて

みると、出る杭は打たれるということばが浮かんできて、プロ野球

主力選手や五輪のメダリストが張本勲氏にやり込められているのを見て、

視聴者はベッキー酒井法子清原和博のスキャンダルを好奇の目で見るのと

同じで、番組を見ながら出る杭が打たれるべくして打たれたという

爽快感のようなものを味わっていると思うのです。

ただ、出る杭を打つのは気持ちがいいのだろうけれど、打たれる杭の側に

してみれば金槌で打たれて痛い思いをさせられた上に何故好奇の目で

見らねばならないのかと思うのも道理と思うし、SNSの急速な

普及の負の側面のように一億総クレーマー時代ということばが飛び出したのは

由々しきことであって、逆ギレのごとくチェンソー片手に運送会社に

クレームを垂れに行くのは論外としても、テレビメディアの情報に

踊らされてヤマト運輸がけしからん、いやいやAmazonのほうがけしからん、

小池百合子氏のスカートの裾を踏む守旧派はけしからんなどと

SNS張本勲氏のようにクレームをつけまくっていたらやがて自分に

自打球が跳ね返ってくることもあるように思うのですがいかがでしょうね。

張本勲氏があいつに喝を入れていたけれど俺はそうは思わないという

反論や反証があって然るべきと思うし、SNSを舞台に有名企業から

芸能人まで喝を入れまくっていてはきりがないし、ギスギスした

社会になってしまうではないですか。