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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

臭い物に蓋

時折我が国のテレビに映し出される北朝鮮の光景。

異口同音に金正日氏や金日成氏への賛美や忠誠を誓う当地の人民の姿に

本音を言っていないとか核兵器やミサイル開発に使う金があったら我々の

生活向上に使ってくれよと言ったら下手すりゃ死刑だろうと思った人も

少なくないと思います。

観光ガイドと称する現地の監視員付きで我が国や諸外国の記者が写してくる

北朝鮮の光景にしても金日成氏や金正日氏の功績を讃える施設や

高層ビルや温水プールなど華美な施設ばかりでは、北朝鮮のほんとうの市井の

生活が見えてこないばかりか、最底辺の貧困層が暮らす農村地帯を見せてくれと

思った視聴者も少なくないと思うし、当の取材記者たちも相手に都合いい

ところしか取材させてくれないでは何のためのジャーナリズムかと

無力感めいたものを感じているところもあると思うのです。

でもこうした臭いものに蓋をするようなやり方は北朝鮮だけのものではなくて、

報道の自由ランキングで他の民主主義国家に比べて芳しくない結果の出た

我が国でも臭いものに蓋をしているように思われる事案が散見されます。

ゴールデンウィークが明ければ五月病が懸念される時季であるけれど、

五月病になるのは心が弱いからとか少しでも気に入らないところを自分の会社に

見つけたらブラック企業呼ばわりするとかせっかく入った会社を

なぜやすやすと辞めてしまうんだと張本勲のような精神論を述べるのは

簡単であるけれど、ブラックボックス、いやブラック企業の蓋の中を知る筆者は

受験偏重の我が国のキャリア教育の歪みも問題であるけれど、

若者の心の弱さよりもブラック企業のブラックたる部分に蓋をして

都合のいい甘言で就活生を募る企業側の塩対応も問題と思うし、

時折見られる経済番組やバラエティ番組での企業訪問のような企画でも

明るいオフイスとかレストランのような社員食堂とか企業側の都合のいいところ

しか映さぬでは先の北朝鮮の取材と一緒とか忌まわしい出来事を経た電通

今のありのままがテレビや新聞で伝わってこないのは何故かと思っている

視聴者も筆者だけではないと思うのです。

さて、臭いものに蓋というテーマで北斗星カシオペアの後継の豪華列車の

運行に際して撮り鉄を半ば嫌がらせのごとく排除するようなJR東日本

塩対応にはいささか失望させられました。

確かに私有地への立ち入りなどマナーの悪い撮り鉄は中にはいるけれど、

そんな人間はごく一部であるし、撮り鉄同士のいさかいや彼らを制する

駅員の様子がYouTubeなどにアップされて撮り鉄への世間のマイナスイメージが

強調されてしまった部分もあると思うのです。

何よりもスマホやデジカメ片手に嬉々として豪華列車を待つ少年少女の

鉄道ファンの夢を奪う権利は誰にもないと思うし、タレントの

松本伊代早見優が警察沙汰になって非難を浴びた事例のように

撮り鉄よりも一般のデジカメを持った旅行客の方がマナーが悪いことは

以前から指摘されていたことではないですか。

撮り鉄がガヤガヤと集まることで豪華列車の雰囲気を壊してしまうから

彼らを排除することもやむなしという向きには、撮り鉄も通勤電車に

乗る一般客も存在して社会が成り立っているのだし、そうした

豪華列車と縁のないホームの人間や、沿線に暮らす最底辺の人間の

暮らしを豪華列車の乗客に見せてはいけないでは我が国も北朝鮮

五十歩百歩と反論したいと思うのですがいかがでしょうね。