mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ドラ猫のワルツ

Googleのトップページに、見る人が見れば和歌山電鐵貴志川線のネコの

駅長とわかる愛らしいネコの画像が出ていて、YouTubeなどで

ネコの動画が評判になっているようにネコの癒しの効果は本物と

思うとともに、南海電鉄から見放され住処にしていた何でも屋の

目の前の駅舎どころか貴志川線自体の存続も危ぶまれていた窮地から

地元のライフラインを救ったばかりか、それまでほとんど観光客の

こなかった土地に内外の観光客が大挙するほどの反響から和歌山県

名誉県民に表彰されるほどにのし上がったたまという名もなき駅前ネコの

数奇な運命が走馬灯のように思い浮かびました。

たま駅長はもちろんだけれど、たまを暖かく見守ってきた沿線の人々、

NHK総合テレビで放送された南海電鉄貴志川線の引き取り手を探す

趣旨の番組がきっかけで和歌山電鐵貴志川線として鉄路を

引き取ったばかりかこのたまという不思議なネコの魅力にとりつかれ、

親会社の岡山電気軌道で付き合いのあった今をときめく水戸岡鋭治氏の

プロデュースでひなびたローカル線だった貴志川線を名産のイチゴと

たま駅長を全面に押し出した観光路線に変貌させた

和歌山電鐵の社長の英断は立派なものであって、

ゆるキャラとか日本の原風景ということばもそれほど聞かれなかった時代に

ローカル線自体を観光資源として打ち出した姿勢は先見の明そのものであったと

思うし、テレビ東京のカメラを従えてはるばるオーストラリアから

自分に会いにやってきた乗り鉄の男性の訪問や、古びた木造駅舎だった

住処の駅舎が、水戸岡鋭治氏のデザインで立派に変貌したことにたま駅長

目を丸くしているだろうけれど、我が国はおろか仕事で中国を訪れても

たま駅長の話題が先方から出るほどの反響とたま駅長の影響力に触発されて

びんぼう電車を救ったネコという自虐的にも取れるタイトルで和歌山電鐵

社長がたま駅長とローカル線の再生を一冊の書籍にまとめるほどの

ムーブメントになったことをグローバル企業の代表格のような

Googleが認めてたま駅長がトップページを飾ることになったのだろうし、

若い人は自転車や路線バスに乗るから鉄路がなくなってもいいやと

諦めずに和田アキ子のバラエティー番組で貴志川線の窮状を訴えた

名もなき沿線住民の努力や、それに最大限応えた和歌山電鐵沿線の自治体の

神対応がなければ、千葉県のいすみ鉄道のように名もなきローカル線に

観光客が大挙することも、人気者のくまモンや先の水戸岡鋭治氏の

描いたゆるキャラの描かれた観光列車に乗って家族連れがのんびり

九州の汽車旅を味わう光景もなかったように思うのです。

さて、我が国を代表するネコのキャラクターといえば

リオデジャネイロオリンピックの閉会式に安倍晋三首相と一緒に表れる

ほど我が国の代名詞のようになったネコ型ロボットのドラえもん

外すことはできないと思います。

聖地巡礼ブームに乗ってドラえもんの原作者の藤子・F・不二雄の故郷の

富山県高岡市を訪れた内外の観光客が路面電車万葉線JR西日本

氷見線城端線といったローカル線にも足を運んでくれていることは

喜ばしいけれど、かつて青函トンネル吉岡海底駅JR北海道50系客車、

JR北海道781系電車をドラえもんの世界に大改造して話題を集めた

JR北海道もこの高岡市の後を追う訳ではないけれど、自力では

維持が厳しいとリリースしたローカル線の救世主にこのドラえもん

再び起用したり、あるいは先の和歌山電鐵のように最果てのローカル駅で

健気に生きる駅ネコに観光駅長を委嘱してはいかがでしょうね。

Googleがお墨付きを与えるほどのネコの魅力、いや神秘的とも言える魔力は

捨てがたいものがあるし、今のJR北海道は宿題のできないのび太君以上に

ピンチなんだからドラえもんに頼ってもいいではないですか。