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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

子守りロボット

国民の半数がスマホを持ち、趣味や勉学から仕事までスマホタブレット端末で

済ましているというユーザーも珍しくなくなった今日、パソコンよりも

操作が容易なスマホを携帯ゲーム器のように飽きっぽい子どもの

お守り代わりに使っている親御さんも少なくないと言います。

高度情報社会を否定するつもりはないし、昨年のポケモンGO騒ぎを

引き合いに出すまでもなくポケモン世代の子どもたちにとって

スマホが不可欠なツールになっていることもまた事実であるけれど、

大手玩具メーカータカラトミーの関連会社がリリースした

幼児に歯磨きを学ばせるというスマホ向けのアプリは正直懐疑的に

思うところがあって、SNSを意識したコラボ企画が乱発気味のリカちゃん人形や

以前にも触れた子役タレントではないYouTuberを使ったプラレール

宣伝戦略なども考え合わせると、少子高齢化で売り上げが伸び悩む中で

暗中模索という事情もわかるけれど、筆者の親の世代から長年親しまれてきた

自社のブランドイメージをタカラトミーにはもっと大事にして

欲しいと思うのです。

中でも今回のアプリに関して問題といえるのが、他社でも問題になった

未成年向けゲームアプリの課金問題の対策が十分とはいえないどころか

判断能力の乏しい幼児に付け込んでアコギな金儲けを企んでいると

言われても言い逃れできないところと、幼稚園の先生や両親と約束するように

夜更かししないとか食事の後はきちんと歯を磨くという約束をタップしたら

課金されるゲーム画面に半ば誘導されるということです。

良い子は歯を磨こうねという約束を守ると言ったら天使どころか悪魔が

現われるような設定はプログラミングの世界に身を置いていた者として

プログラマーの良識を疑ってしまうところがあるし、クレジットカードとか

割賦払い、ツケ払いという意味のわからぬ子どもを相手に天下のタカラトミー

ここまでやるのかという思いであるし、うん十万円の請求書が来るかもしれない

恐ろしい「おねだり」を両親に求めるような文言もまたタカラトミー

企業イメージに相応しくないと思うのです。

同じ歯磨きを学ばせるスマホのアプリでも以前地元の新聞で目にした

神経系の難病で半身不随の中で日本福祉大学の通信課程に通って

半ば独学で萌えキャラと歯磨きを学ぶというアプリを完成させた

青年の話には筆者も感銘を受けたし、筆者がもし親の立場であれば

拝金主義そのもののような先のタカラトミーの代物よりも不自由な身体で

必死にタブレット端末を操作して作り上げた青年のアプリを迷わず

子どもに歯磨きを学ばせるのに選ぶと思うのです。

実際筆者と同感という親世代も少なくないと思うし、不本意な請求書よりも

チャレンジドの青年からお礼のメールが来たほうが親子ともども

心が豊かになると思うのです。

三洋電機とのまさかの合併の果てにブラック企業に成り下がったパナソニック

羨望の対象から憎しみの対象に成り下がった電通

福島第一原発事故の後も懲りずに米国での原発事業を展開した結果

大きなツケを背負うことになった東芝など我が国の企業ブランドが揺らぐ中で

タカラトミーにはいつまでもドラえもんのように子どもたちの羨望の的で

あり続けて欲しいと思うし、消費者のほうもスマホは子守りロボットではない

ことを理解して機械に子守りを委ねるのはドラえもんが現実になる時まで

待つ べきではと思うのですがいかがでしょうね。