mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ブランド

昨年の北海道を襲った台風禍で原料のジャガイモが高騰し、カルビー

湖池屋などの大手メーカーのポテトチップスが品薄になって、

ネットオークションで法外な値段で取引されているばかりか、

東京都の秋葉原で戦後の闇市よろしく無許可でポテトチップスを露店で

売りさばく輩まで出てきて、テレビの情報番組で失笑の的になったり

ネットオークションの運営サイドや営利目的でポテトチップスを

買い占めて出品する者たちにコメンテーターが疑義を呈していることも

当然と思うのです。

でも釈然としないのは、野菜が品薄とか高騰と言われる中で

スーパーに行けばジャガイモが幾らでも売られていることと、

ファミリーマートで目にした定価販売されているプライベートブランド

ポテトチップスの存在です。

このポテトチップス騒ぎで思い出されるのが狂牛病、いわゆるBSE問題に

よるアメリカ産の牛肉の禁輸措置で吉野家の牛丼が販売停止に追い込まれたとき

今回のポテトチップスと同じくテレビショッピングでもお馴染みの

吉野家の冷凍牛丼が吉野家の牛丼をどうしてもというユーザー向けに

ネットオークションに出品されていたことです。

この吉野家の牛丼は狂牛病騒ぎから時間が流れてアメリカ産の牛肉の

輸入が再開されて吉野家も従前と同じく牛丼の販売を再開したことで

法外な値段で取引されることはなくなったものの、

アメリカ産の牛肉の禁輸期間もすき家なか卯松屋などの同業他社は

オーストラリア産やメキシコ産、あるいは国産の牛肉を使って牛丼の販売を

継続していたことも事実であって、築地市場ができた当時から牛丼の

販売を続けてきた吉野家のポリシーや社是を否定するつもりはないけれど、

件のポテトチップスにしても消費者はカルビーのピザポテトがどうしても

食べたいという固定観念を捨てれば先のファミリーマートの製品のように

きちんと定価販売されている品物にありつけるのだし、

アワビか松阪牛かというぐらい馬鹿げた値段で取引されている自社の製品に

困惑の表情を浮かべるカルビー湖池屋のようなメーカーも、

先の吉野家の牛丼騒動や、当時よりもTwitterSNSの普及で根拠の乏しい

噂が拡散しやすくなっている現状を踏まえれば販売停止とか休止とかいえば

騒動になることは想像できたはずで、消費者に対してなぜピザポテトは

売れないのにファミリーマートプライベートブランドは定価で売られている

のかという疑問に真摯に答えるとともに、北海道の何々町の契約農場の

ジャガイモであらねばならないというこだわりを全否定するつもりはないけれど、

ジャンクフードの一種であるポテトチップスが高級ブランドばりの値段で

取引されている現状を改善すべく、先の狂牛病のときのすき家松屋

ようにジャガイモの産地を臨機応変に変えたり輸入品を使うなどして

販売休止を解消させることを優先させるのもブランドイメージを

維持する手段のひとつと思うのです。

さて、ブランドということばで筆者が思い出すのが日テレブランドという

十数年前の日本テレビのキャッチコピーです。

当時の人気アイドルのモーニング娘。が日テレブランドという呼称を

連呼していたことも今では懐かしいけれど、東京都の麹町から

汐留への本社機能の移転と日テレという略称を視聴者にアピールしたい

日本テレビの意思が見て取れるような気がしました。

この日本テレビを傘下に持つ読売新聞グループのドンといえばご存知

渡辺恒雄氏ですが、本業でもかつてオーナーを務めたプロ野球

読売ジャイアンツの球団運営でもやたら体面や体裁に拘るこのナベツネこと

渡辺恒雄氏が我が国に根付くブランド信仰の象徴であるように思うのは

筆者だけでしょうか。

でも読売ジャイアンツの人気の凋落は周知の事実であって、

東京ヤクルトスワローズ、横浜DeNAベイスターズといったセリーグ

ライバル球団と関係の深いフジテレビやTBSテレビではほとんど

地上波放送でプロ野球の全国中継を行わなくなったし、

日本テレビでさえ読売ジャイアンツの中継は系列の衛星放送や

動画配信に譲って、視聴率の狙えるレギュラーのバラエティー番組の

放送を優先させているのはよく知られた事実です。

テレビ中継がないなら直接球場に観に行くしかないねという

意見もありそうだけれど、こちらもかつては満員御礼が当たり前だった

ナゴヤドームでの中日ドラゴンズ主催の読売ジャイアンツ戦でさえ空席が

目立つ状況であって、名古屋市内の金券ショップでこの中日ドラゴンズ

読売ジャイアンツの一戦の特等席が叩き売りされていたのを目の当たりに

したときにはかつては巨人、大鵬、卵焼きと言われたのに巨人軍の

チケットがポテトチップスよりも安く売られているようでは巨人軍の

ブランドイメージも地に堕ちたと言われても仕方がないと思いました。

この読売ジャイアンツ信仰しかり先のジャガイモの産地しかり

ブランドイメージを大切にすることもいいけれど、敢えてブランドに

依存せず侍ジャパンの選手も多数在籍するパリーグとの交流戦

売り込みに力を入れたり、池上彰も知らないような隠れたジャガイモの

産地を発掘することもピンチをチャンスに変える一手と思うのですが

いかがでしょうね。