mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

法度りくん

藤子不二雄の忍者ハットリくんでも知られる伊賀流忍者、甲賀流忍者の

ゆかりの地を走るJR西日本草津線滋賀県甲西市内の駅にICOCAサービスが

導入されるのに合わせて同市が生活保護受給者などの生活困窮世帯に対して

配布した忍者の柄の特別なICOCAがいつの間にかネットオークションに

出品されて、60,000円もの高値がついていたという報道に何とも言えない

思いがします。

テレビ東京開運!なんでも鑑定団やTBSテレビのマツコの知らない世界

引き合いに出すまでもなく、常人にはなぜこんなものに何万円もの

評価額が付くのかというコレクターズアイテムが幾つも存在することは

筆者もサブカルチャーの分野に造詣があるので知っているけれど、

今回のICOCAに関しては、限られた人にしか入手できないという

理屈はわかるけれど、貧困対策の一環や地方交通の利用促進策で

配布されたICOCAを下取りに出すのは道義的にどうかと思うし、

ハットリくんならぬ法度りくんだと出品者が批判されてもやむなしと

思うのです。

でも、出品者だけに非があるかというとそうでもないところがあって、

今回のような道義的に問題のある品物の出品だけでなく、

改造拳銃や脱法ハーブ、違法なアダルトビデオなどの出品を野放しに

してきた大手オークションサイトの運営側も改めて管理体制や出品規定など

責められてしかるべきと思うし、自治体の側もICOCA導入のお祭り騒ぎを

盛り上げようとするならばJR西日本とタイアップして一般のコレクター向けに

忍者でもゆるキャラでも描いたICOCAを制作して売るなり、

SuicaSUGOCAなどICOCAと総合利用できるICカードのユーザー向けに

ふるさと納税の返礼品に忍者柄のICOCAをつけるなり別の術はあったように

思うのです。

例えが悪いかもしれないけれど刑務所の中を取材したドキュメンタリーが

話題を呼ぶように人間というものは限られた人にしか行けないところ、

限られた人にしか入手できないものには物欲をそそられるものだし、

今回の滋賀県の事案にしても筆者の手元にある福祉用のmanacaのように

地下鉄の駅で買える一般のmanaca滋賀県ならばICOCAと同じデザインの

ものを生活困窮世帯に配布しておけば騒ぎになることもネットオークションに

出品されることもなかったと思うのですがいかがでしょうね。