mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

杓子定規と働き方改革

清水富美加さんに細川茂樹さんと芸能人と所属事務所の契約騒動が

相次いで、彼ら芸能人は同じ賃金労働者でも自分たちサラリーマンとは

かなり異質なように思った人も少なくないと思います。

でも、芸能人だって人の子で生身の人間であるし、映画やドラマの過酷な

ロケや長時間に及ぶ撮影で心身を壊しそうになることもあるだろうし、

新興宗教をバックに付けた清水富美加さんのやり方は関心しないものの

働き方改革が叫ばれている最中に芸能人と所属事務所の契約のいびつさが

クローズアップされて、ブラックボックスのように一般人からは見えない

ショービジネスの世界に厳しい目が向けられていることは悪いことでは

ないと思うし、華やかな世界にいるようで実は厳しい立場に置かれている

芸能人の現状が白日に晒されることや、こうした芸能人の契約騒動を契機に

球界再編問題でのストライキ騒動のときに雇われ人か個人事業主かと

議論になったプロ野球選手や契約の面で類似しているサッカーのJリーグ

選手たち、そして芸能人と同じく華やかなように見えて実は過酷な労働環境に

置かれている医療現場の医師や看護師の労働問題に目が向けられることになれば

働き方改革を前に進める一助になると思うのです。

電通の女性社員の非業の死を契機にした罰則付きの残業時間の規制が

国会での議論の末に決まったことはブラック企業で犠牲になった身には

喜ばしいと言いたいところであるけれど、ここまで来る過程でこの電通の女性社員

以外にもブラック企業に未来ある多くの若者が潰されて人生設計を狂わされて

きたことを考えると喜ばしいなどと言えないところがあるし、

人手不足や芸能人とはまた違う特殊な労働環境のためこの残業時間の

規制の適応外とされている建築や港湾作業、研究開発の分野の労働者に

何も手当しなくていいのかと言われると返答に詰まってしまうところが

あります。

建築や港湾などの現場仕事はいわゆるホワイトカラーのように規則正しい

勤務形態を取ることが難しい部分もあるし、3K職場と言われて

若者から敬遠される中で人手不足でワークシェアリングが難しい中で

東京オリンピックの準備や大規模災害からの復旧復興に支障が出ないように

現場の声に配慮しつつ、杓子定規のような残業時間の規制からは

漏れることになっても従業員の心身の健康に十分配慮するように

雇用側に求めていく必要があるのではないでしょうか。

もう一つの研究開発のほうは、残業時間の規制から除外してしまうと

我々は人工知能の研究開発をしているなどといって、残業に頼る体質が

筆者の現役時代から旧態依然のように変わっていない情報処理の

分野に都合のいいように利用されないかという危惧も感じるけれど、

いまの筆者のように病者の立場になれば研究者が働ける時間が目減りして

新薬の開発が遅れたなどと言われては困ってしまうので

こちらも働き方改革の中で現場の実態と研究の成果を待つ側のニーズの

折り合いをつけていく必要があるのではないでしょうか。

研究者に業種や職種が近いと言えば先にも触れた医療現場があるけれど、

こちらもブラック企業を凌ぐような医師の過酷労働や女性の医師や

看護師が法律で認められた育児休暇や介護休暇を取ることが難しいとか

はばかられるという問題は看過できないと思います。

でも、こちらも研究開発と同じく病者の命を預かる分野であるし、

医師や看護師が残業できなくなって救急車のたらい回しが増えたなどと

言われては路頭に迷う病者が増えてしまうし、冒頭に触れた芸能人や

プロ野球選手のような医師の特殊な雇用形態にもメスを入れつつ

医師の頭数を増やすことや地方の医師不足を解消することを頭に入れながら

杓子定規ではない現場の実態に即した働き方改革を考えていくべきではと

思うのですがいかがでしょうね。