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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ほんとうは怖い、、、

たべてあげるという意味深なタイトルの絵本を分別がわかりきった

大人になってから読むと怖く感じてトラウマ絵本という有難くないとか

営業妨害とも取られそうな称号がSNS上でつけられるほどという話に

以前ヒットしたほんとうは怖いグリム童話という大人向けのグリム童話

解説書を思い出しました。

このグリム童話にしても子どもにトラウマを植えつけたり不必要に

怖い思いをさせてはならぬといって我が国のグリム童話の絵本では

原著よりも大分やんわりとした逸話にすり替えられているという

ほんとうは怖い、、、の論調はもっともだと思うし、インフルエンザの

予防接種でワザとインフルエンザのばい菌を注射するように

ショック療法的に子どもに怖い思いを味あわせるというのも

一つの考えと思うけれど、極度の拒食症に陥って無限ループから出られなく

なった少女が自分の肉なら食べても太らぬといって何か食わせてくれと

連呼しながら自ら自分の腹に包丁を入れるシーンを扱ったホラー漫画の

一節がトラウマのように残り、自身もこのマンガの主人公と同じ

摂食障害に苦しんだことで余計に衝撃的な切腹シーンのフラッシュバックに

苦しむようになった筆者は、ミクロマンのような自分の分身に

嫌いなものを食べさせるという小狡い手段にいつまでも頼っていては

かえってピーマンやニンジンなど本物の少年が嫌いな食べ物を旨い旨いと

いって食べ進めて肥大化したミクロマンに今度は自分自身が食べられて

分身が分身でなくなるよというたべてあげる、、、の著者の

言わんとするところは理解できるし、自分はプロレスのヒール役や

アンチヒーローのように見られてもいいという論理なのかもしれないけれど、

やはり摂食障害の経験者としては、たべてあげるというストレートすぎる

タイトルや、衝撃的なラストにイマドキの子どもが

作者の意図通り教訓を受け止めてくれるよりも絵本を読んで

分身に食べられるぐらいなら好きなものも食べたくないといって

拒食症になりやしないかと思ってしまうのです。

筆者の生まれる前に描かれた藤子・F・不二雄ドラえもんにも

面倒な作業をのび太君がひみつ道具で作った分身に押し付けたら

意志を持ち出した分身に自分と入れ替わって影になれと言われるといった

今回のたべてあげる、、、と類似したエピソードがあったけれど、

この作品がリリースされた当時は摂食障害とか心療内科とか小児精神科という

ことばも一般名詞ではなかったし、現在ドラえもんを放送するテレビ朝日

この作品を含め時代にそぐわなくなった原作のエピソードを自主規制して

いることを踏まえると、今回のたべてあげる、、にもやはり何らかの

修正が必要と思うのですがいかがでしょうね。