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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

鑑定団

司会だった島田紳助の引退騒動や、制作スタッフとの内輪揉めによる

石坂浩二の降板など、週刊文春の喜ぶようなネタを提供しつつも、

テレビ東京としては異例の長寿番組として君臨し続ける

開運!なんでも鑑定団

でも、先の石坂浩二の降板騒動あたりからの視聴率の低下が指摘されていた

ところに、降ってわいたような国宝級と言われる茶碗の真贋論争と

それに関わる放送倫理面の問題が表面化したことで、

この番組もいよいよ正念場かと思ってしまうし、NHK総合テレビ

テレビ朝日などの今春の改変で長寿番組が次々に打ち切りになる中で

この鑑定団も今春を乗り切っても次の改変はどうかという思いがあります。

この番組が打ち切りになったところで自分の日常生活とは関係ないし

真贋論争にも興味がないので知ったことかという視聴者も多いだろうけれど、

今回の真贋論争の事案をきっかけに、この鑑定団という番組のスタート当初から

指摘されていた、美術品やアンティークの価値を鑑定価格だけで

論じるのはいかがなものかという問題にも視聴者やマスコミの目が

向けられたらと思うのです。

立派な美術館の重要文化財と言われる作品を眺めても感銘を

受けなかったけれど、街角の小さなギャラリーで見かけた無名の作家の

作品には鳥肌が立ったという人間がいていいと思うし、安物と

番組で酷評されて笑い者にされる美術品がすべからく取るに足らないものかと

言われるとそれは違うと思うし、鑑定団という番組は人気番組であるがゆえに

貨幣価値イコール美術品の価値という誤った見方を国民に植え付けて

しまった負の側面があると思うのです。

この鑑定団はテレビ東京の番組だからうちは関係ないというテレビ局の

人間もいるかもしれないけれど、民放のバラエティー番組でも

鑑定団に類似したお宝鑑定やグルメの値段当てをちょくちょく見かけるし、

NHKまで衛星放送で海外の鑑定番組をイギリスお宝鑑定団などと称して

放送していたのは放送局、視聴者ともども行き過ぎと言えるのではない

でしょうか。

鑑定団が打ち切りになるかどうかはともかく、イエスキリストの

人はパンのみに生きるにあらずということばはカルチャーの世界にも

当てはまると思うし、美術品やアンティークは貨幣価値よりも

どれだけ人の心を動かすことができるかが大事なように思うのですが

いかがでしょうね。