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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

永田町に棲むイタチ

その昔、兵庫県神戸市をふらふら歩いていた少年に10円出せばイタチが

見られるといってことば巧みに金を巻き上げた男がいるそうです。

動物園も珍しかった当時、生のイタチが見られると思って見世物小屋

入っていった少年が目の当たりにしたのは動物のイタチではなく

大きな板切れに血のりのような赤い絵の具を塗りつけたイタチ、板血と

称する代物であって、少年が偽物のイタチで金を取るとはといって抗議すると

ペテン師の男はイタチには違いないだろう文句を言うなとすごんでしまい

少年はブツブツ文句を垂れながら家路に着いたそうです。

さて、この文字通りイタチごっこの舞台となった兵庫県のお隣の大阪府

地盤を置く学校法人の理事長がメディアに疑惑のデパートのように言われて

安倍晋三首相をはじめ名前を挙げられた与野党の代議士が戦々恐々として

火消しに躍起になる事態となっています。

先のイタチ騒動で男がだまし取った金とこの理事長が不正に得た補助金などは

桁違いであって、標的も無名で大して小遣いも持たぬ少年と

一国の宰相では大違いではあるけれど、今日の証人喚問での

この理事長の言動を聞くにつけ、イタチを餌に金を巻き上げた男と

時代錯誤も甚だしい教育論や教育理念を餌に大物議員を手玉に取った

理事長夫妻とどこか相通じるものを筆者は感じてしまうのです。

イタチ男は板血でもイタチには違いないと金を返せという少年を

一蹴したけれど、この理事長も無理が通れば道理が引っ込むとばかりに

偽証罪のリスクがつきまとう証人喚問という場で強引に持論を押し通した

ところがどこか重なって見えるのです。

さて、証人喚問といえば築地市場の移転問題で先ごろ東京都議会の

証人喚問を受けた石原慎太郎東京都知事が思い出されます。

運輸大臣などの重要閣僚を務めて文壇でも活躍した石原慎太郎氏のこと、

ふだんは笑い飛ばしたくなるような先のペテン氏や理事長とは

違うと言いたくなるような重みのある言動に務めているけれど、

証人喚問の場で記憶にございませんを連発したのは偽証罪逃れと

言われても仕方がないと思うし、自民党を離れて年月が経つのに

この石原慎太郎氏の発した記憶にございませんということばは

古い自民党の象徴のようで石原慎太郎氏に変革を望んでいた

有権者はある意味裏切られた思いであったのではないかと思うのです。

自民党といえば先の学校法人との関わりを追求された現職の女性防衛大臣

石原慎太郎氏の娘でもおかしくない歳なのに記憶にございませんという

古い自民党の常套句を使ったことにはある意味で石原慎太郎氏の

ことば以上に失望させられるものがありました、

今回の大阪府の学校法人の問題は自民党にとってピンチではあるけれど

ある意味では変革の好機と思うし、イタチも板血も同じとか記憶に

ございませんと言い逃れせずに真摯に野党やマスコミの追求に応えれば

膿を出し切って新しい自民党に変われるように思うのですが

いかがでしょうね。