mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

秘境駅と大いなる無駄

その昔、JR北海道が極端に利用の少ないいわゆる秘境駅を十分な

現地調査をしないまま廃駅にしてしまい、病院通いのためにその駅を

頼りにしていたお年寄りの通院の足が奪われてしまったことに、

ある鉄道ライターが、ディーゼルカーを小駅に止める燃料代など

幾らにもならないし、合理化と言うなら冬季の除雪の外部委託や

お年寄りが通院のときだけ列車を止める臨時駅への格下げなど

いくらでも方法はあったはずだと批判したことがあります。

筆者も全く同感であって、このままでは札幌市近郊の路線の運営や

北海道新幹線の将来も危ういというJR北海道の懐事情もわかるものの、

むやみに住民のライフラインを奪うことは慎重に願いたいと思うのです。

もっと言うならばJR北海道はこの秘境駅秘境駅とされる駅の多い

宗谷本線や石北本線などのローカル線を邪魔にしているように見えるけれど、

国鉄の幹部が国鉄が分割民営化することになったのは特定地方交通線

赤字が主要因のように語られることが多いものの、実際はそうした

ローカル線の赤字よりも整備新幹線の建設費が重くのしかかったのが

実情であると答えていたことや、特定地方交通線に指定されながらも

何とかレールを残して踏みとどまっている千葉県のいすみ鉄道

岐阜県樽見鉄道明知鉄道の存在、そしてJR北海道が邪魔にしている

ように見える秘境駅テレビ東京所ジョージの番組などで取り上げられて

秘境駅巡りのバスツアーも組まれるほどになっていることをどう考えるかと

JR北海道に問いたいところです。

さて、冒頭で秘境駅ひとつ廃駅にしても住民の足が奪われるだけで大した

合理化にならぬと書いたけれど、ネットニュースで取り上げられた

JR北海道の新型特急用ディーゼルカーの開発が頓挫して

25億もの大金がパーになったことを昨日のダイヤ改正で一気に廃止になった

道内の10駅の利用者やそれらの駅に思い出を持った人たちが聞いたら

どういう心情になるだろうと思うところです。

北海道新幹線の延伸がまだまだ先になりそうな中で限られた予算の中で

国鉄型の気動車を騙し騙し使わねばならないJR北海道の苦悩も理解できる

けれど、JR北海道と友好関係にあるJR東日本の幹部がすぐに

経営支援の強化はできぬといったのは裏を返せばうちに泣きつく前に

まだまだやれることはあるというJR北海道への叱咤激励と

思うのですがいかがでしょうね。