mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

遠い汽笛

東武鉄道蒸気機関車が復活するとか、JR西日本にトワイライトエキスプレスの

後継となる豪華列車がデビューするといった話題が聞こえてくる中で、

JR東海は在来線の客車や電気機関車蒸気機関車を現在保有して

おらず、電車やディーゼルカーとは一味違ったゴトゴトと揺れる汽車の旅を

地元で味わえないのが個人的には残念なところです。

でも、筆者の小学生時代はJR東海にも国鉄の味わいが残っていて、

JR西日本485系電車のしらさぎJR東海381系電車のしなの、

JR東海キハ82系気動車南紀やひだといった懐かしい優等列車の他に

国鉄EF65型電気機関車国鉄EF58型電気機関車飯田線トロッコ列車

ジョイフルトレインのはしりだったユーロライナー、

国鉄12系客車、国鉄14系客車を牽引して名古屋市近郊を走る臨時列車が

乗り鉄撮り鉄の楽しみでした。

なかでも筆者の思い出に残っているのが普段は団体専用列車として走る

ユーロライナーが使用された高山本線の臨時急行の奥飛騨号と

夕暮れの東海道本線名古屋駅から蛍狩りに出かけた滋賀県米原市

近江長岡駅に向かう無名の団体専用列車です。

図鑑の写真やJR東海名古屋車両区に止まっている姿しか見たことのなかった

ユーロライナーに乗ってはじめての飛騨路に向かった高山本線の旅も

思い出深いものだったけれど、近江長岡駅に向かったツアー旅行も

普段はJR東海117系電車の新快速列車が俊足で行き来する東海道本線

この新快速列車や貨物列車、前述のしらさぎ号をやり過ごしながら

西へ向かった汽車旅もそれはそれで味わい深く、JRセントラルタワーズ

ミッドランドスクエアのような摩天楼はまだなかったもののほとんど

星も見えず野生のホタルも緑区守山区などごく一部でしか見られなくなって

いた名古屋市内とは違う原風景に幼いながらに感動を覚えたし、

蛍狩りを終えても折り返しのためにJR西日本米原駅に向かったまま

戻らぬ国鉄12系客車をKioskも閉まった真っ暗な近江長岡駅で

延々と待ったのも甘酸っぱい思い出で、ようやく名古屋駅に帰る列車が

来るといってホームに降りたら、1日に何本もない山陽本線網干駅からの

直通のJR西日本115系電車の大垣駅行きの普通列車に出会うという

おまけまでありました。

リニア中央新幹線開業後を見据えて収益の柱の東海道新幹線

JRセントラルタワーズをはじめとする流通事業に注力する30年目の

JR東海だけれど、懐かしい国鉄の思い出に浸るにはリニア鉄道館

静態保存の車両に会いに行くしかないというのは寂しいものだし、

スローライフが見直される中で飯田線身延線のような味わいのある

ローカル線に国鉄時代を彷彿とさせるような昭和チックな観光列車を

走らせてはと思うのですがいかがでしょうね。

もっと言うならば蒸気機関車の復活構想のある明知鉄道やかつて淡墨桜

目当ての客車列車が名古屋駅から直通していた樽見鉄道静岡県

金谷駅東海道本線と連絡する大井川鐵道などJR東海の支線のような

ローカル線とJR東海の在来線を直通する観光列車ができたら

鉄道ファン冥利に尽きると思うのです。