mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

国際競争力

大勢の幹部の前でソフトバンク孫正義氏のアメリカへの大規模投資を讃える

一方で、Twitterや記者会見でトヨタ自動車やメキシコ国内に工場を持つ

我が国の自動車会社を批判したり貿易摩擦の問題を再燃させるかのような

言動を繰り返すアメリカの新しい大統領。

彼のこうした言動を見るにつけ、飴と鞭とか神対応と塩対応という

ことばが浮かんでくるけれど、このアメリカの政策転換は

永らく我が国の経済を下支えしてきたアメリカとの貿易に依存する

経済構造を考え直す好機のように思うし、アメリカの大統領の言動に

屈したように我が国やメキシコ国内の工場を縮小してアメリカ本国に

大規模投資を行っては相手の思う壺だと思うのです。

こうした中での小学校での英語教育の強化の話題に、いまの小学生たちが

成人する頃には経済構造が根本から変わっていて英語が社会人にとって

必須なものではなくなっているかもしれないし、先に触れたような

アメリカやEU離脱で先行きの見えないイギリスなど英語圏との取引は

リスクがあるといって彼らが成人するのを待たずに我が国と英語圏との

貿易が縮小していることも十分あり得るので諸外国に比べTOEICの平均点が

低いからといって早急に母国語である日本語もおぼつかない小学生に

英語を叩き込むのは児童や教師の負担を増やすだけで百害あって一利なしだと

思うのです。

このTOEICの平均点競争からは国際競争力ということばが思い浮かぶけれど、

働き方改革で残業時間を抑制したら国際競争力が失われるという

経団連や主要経済団体の幹部のことばに対しても、常識外れな過重労働や

悲惨な過労死が問題になる中で国際競争力などともっともらしいことばを

使うのは詭弁に過ぎぬ、人命よりも大事なものなどないし、

若者をロボットのようにこき使う我が国のブラック企業が海外で批判的に

報じられたら国恥というほかないし、そうなれば国際競争力以前の

問題ではないかと個人的には言いたいところです。

競争に遅れるというと誰でも焦るものだけれど、イソップ童話

ウサギとカメでも性急なウサギよりノロマでも地道なカメが勝つのだし、

のび太君や植木等のようにひと昔前ならば怠け者とかいい加減と批判的に

見られていた存在への見方が見直されつつあるのだから、

国際競争力もいいけれど焦らずにのんびり行こうという考えが

我が国に広まればいいと思うのですがいかがでしょうね。