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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

嫌われる勇気

NHKや民放各局の情報番組で取り上げられてにわかに注目を集める

アドラー心理学

このアドラー心理学を扱ったフジテレビの嫌われる勇気という刑事ドラマが

アドラー心理学の学会から放送中止の要求を受ける事態になっている

ことに何とも複雑な思いがします。

筆者も臨床心理学を勉強していたというと、門外漢からは難しくて

よくわからんと酸っぱい顔をされることがあるし、酸っぱい顔ぐらいなら

いいけれど、幸福の科学オウム真理教のようないかがわしいスピリチャルと

科学である臨床心理学をごっちゃにされては心外だけれど、

ドラマを通じてアドラー心理学や臨床心理学に一人でも興味を持ってくれる

視聴者が出れば嬉しいと思うのだけれど、このアドラー心理学の学会の

番組での勇気ということばの用法は本来のアドラー心理学の用法と違うという

主張は正直首を傾げたくなるというか、門外漢からは理論武装のように

取れる主義主張で撮影の進んでいるドラマの放送中止を要求しては

主演の香里奈や他の出演者、スタッフが気の毒という同情論が出たり、

騒動を嫌うスポンサーの降板でフジテレビがいらぬ損害を被ったりと

フジテレビのほうが正論で騒動の被害者のような風潮になって

アドラー心理学の学会の社会的な立場が逆に危うくなるように思うのです。

もっと言うならば放送をどうしても中止させたいと言うならば

裁判所への仮処分申請や放送中止や損害賠償を求める民事訴訟という

手段もあるのにアドラー心理学の学会がそこまで踏み込んだ対応をしないのも

どこか腑に落ちないところがあります。

さて、ドラマの表現でもうひとつ気掛かりなのが、このフジテレビの月9ドラマの

ロングバケーションで社会現象を巻き起こした北川悦吏子さんが脚本を書く

ことになった来春のNHK総合テレビ連続テレビ小説です。

民放のヒットメーカーが脚本を書き、聖地巡礼のブームが冷めない岐阜県

舞台にするというこのドラマのアウトラインにはNHKもここまで来たかと

苦笑したくなるけれど、このドラマでろう者が主人公として扱われるのは

自身も障がい者の一人である筆者には気掛かりなところがあるのです。

NHK総合テレビNHK教育テレビの昨年の神奈川県内での知的障害者

連続殺傷事件を契機にしたタブーを恐れぬ障がい者報道には評価したいと

言いたいところであるけれど、こうした報道姿勢が度を過ぎて

NHKの番組で障がい者が道化師のように扱われたり、立派に自立した

生活を送っている障がい者もいるのに障がい者は守られるべきか弱い存在という

ステレオタイプのごとく描かれていることを苦々しく思っている障がい者

筆者だけではないと思うし、視聴率が求められる連続テレビ小説では

こうしたNHK障がい者に対する一種の偏向報道のような姿勢が強くなって

しまわないだろうかと危惧してしまいます。

自身も難聴であることを告白した北川悦吏子さんと脚本に校閲を入れることに

なるNHKのスタッフには今一度ダイバーシティということばの意味を

噛み締めて欲しいと思うし、老化を笑いのネタにした綾小路きみまろ

好きだけれど、自身の闘病を赤裸々にブログに綴る小林麻央さんは

どうしても好きになれないという視聴者の存在を忘れないで欲しいと

思うのですがいかがでしょうね。