読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

縁起物は世に連れ

商売繁盛の縁起物で知られる信楽焼のタヌキ。

昔はあちこちの商店の軒先で見られたけれど、住環境の変化も

相まって信楽焼のタヌキを飾る個人宅や商店もめっきり減ってしまい、

地元は干支の酉とタヌキを一緒にした置物を新年の祝いに作ったり、

住宅事情や予算に合わせて選べるように大小様々な置物を作るなど

巻き返しに熱心なようです。

でも、このようにタヌキを飾る世帯が減っているのは事実であるし、

若者や関西地方以外の人は他人を出し抜く、他を抜くという語呂合わせで

信楽焼のタヌキが縁起物になっていることを知らないと思うし、

地元も信楽焼の販促を考えるならば、趣向を凝らした置物を作るのも

いいけれど、タヌキの存在や言われを知らない若者向けにSNSなどで

タヌキの存在をアピールすることから始めてはどうかと思うのです。

置物のタヌキもそうだけれど都会暮らしだとなかなか野生のタヌキに

お目にかかる機会もないし、動物園に出かけてもクマやキリン、ゾウなど

人気の動物に目が行きがちなのは事実ですからね。

縁起物といえば、カエルも旅先から無事に家に帰る、あるいは気に入った

旅先にまた帰ってくるという、これまたカエルと帰るの語呂合わせで

旅の縁起物とされているけれど、この逸話を下敷きにした岐阜県の温泉地の

ゆるキャラには、カエルのキャラクターならばけろけろけろっぴのほうが

可愛いし、ゆるキャラとしても人気のくまモンひこにゃんのほうが

愛嬌があるのではないかと正直思ってしまいました。

ひこにゃんで名を馳せた西隣の滋賀県に負けてたまるかという気持ちは

理解できるし、ゆるキャラを作って昨年ブームになった大河ドラマ

アニメ映画の人気につられて岐阜県を訪れた若者を温泉地に呼び込もうという

のもわかるけれど、ゆるキャラを作るならば気持ちの悪いカエルといって

女性に敬遠されるものよりも愛嬌があるキャラクターにすべきと思うし、

由緒あるさるぼぼまでゆるキャラの仲間に入れてしまおうとする風潮には

便乗もいいけれど伝統や謂れを大切にと言いたいところです。

縁起物とは少し異質かもしれないけれど、境内でのスマホ操作の自粛を

呼び掛ける寺社も少なくない中でうちの地蔵菩薩は恋愛や健康に効くから

スマホのカメラでどんどん写して待ち受けにしてくださいとか、

ご利益をSNSで拡散させてくださいという神社仏閣のあり方にも

昔から参詣を続けてきた地元の高齢者などは首を傾げると思うし、

ゲン担ぎの有り様が時代時代で変わるのはいいけれど、

ダルマや招き猫、伊勢神宮のお札に祈りを捧げてきた我が国の

伝統も大切にすべきと思うのですがいかがでしょうね。