mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

バレンタインとフードロス

女優であった故川島なお美さんの夫としても知られるパティシエの

鎧塚俊彦さん。

片目が不自由でありながら病床の妻を支えて、菓子職人の本業も

怠ることのなかった彼の精神力には感心させられたけれど、

現在でも多忙なパティシエの仕事をこなしながら日本やアフリカで農園を

営み、チョコレートの原料であるカカオ豆の栽培や資源の保護に腐心して

おられると聞いてこれぞプロ魂と素直に感服しました。

亡き妻の思い出や菓子職人を志したきっかけ、資源の保護への思いを熱く語る

彼の姿に、バレンタインといって浮かれている我が国の人たちも、

チョコレートに込められた菓子職人の思いや、お菓子を食べるどころか

学校に行くことや普通のごはんを食べることもままならない状態で

空腹に耐えながらカカオ豆の農園で働かされているアフリカや中南米

少年少女たちのことを心の一隅にでも思っておいて欲しいところです。

さて、この鎧塚俊彦さんのインタビューを聞きながら筆者が思い出したのは、

正月のコンビニ店で一目でクリスマスの売れ残りとわかる綺麗なチョコレートが

半額で売られていた光景です。

筆者は甘党であるし、まだまだ賞味期限もあったので迷わず手に取ったけれど、

他のコンビニ店ではこうした在庫処分品のセールは見かけなかったし、

品が売り物の一つであるデパートでは庶民的な叩き売りというのはあまり

見かけないので、他の量販店で売れ残ったであろうクリスマスの菓子が

どこに行ったのだろうと妙に気になりました。

クリスマスケーキにしろ節分の恵方巻にしろ販売のノルマを果たせない

フランチャイズ店やアルバイト店員に身銭を切って買わせるのは

横紙破りで悲しい事態であるけれど、先に触れたように貧困にあえぐ

発展途上国の人々が手作業で収穫して、菓子職人や製菓会社の方々が

手塩にかけて作ったチョコレートがまだまだ食べられるのに売れないからと

いって廃棄されているとしたら悲しいことであって、流通業界も

損得勘定やプライドもあるだろうけれど、食品に込められた

数え切れない人たちのことを思い計って先のコンビニ店のように

在庫処分品の叩き売りに打って出るなり慈善団体や児童養護施設

寄付するなどの策を考えるべきと思うのです。

恵方巻代わりのロールケーキの次はバレンタインで、その次は

受験生向けのゲン担ぎの菓子でその次はホワイトデー、、、と

製菓業界もせわしないと思うけれど、昨年世間を騒がせたCoCo壱番屋

廃棄カツ問題や先の鎧塚俊彦さんのことばをきっかけに旬外れの

売れ残りはゴミ箱行きという考え方を見直して欲しいと思うし、

イベントにかこつけて便乗のような菓子を売るのはいいけれど、

それだけ食品ロスを抱える蓋然性があるということも認識して欲しいと

思うのですがいかがでしょうね。