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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

見せしめ

首都圏と関西のコンビニやメガネ店で万引きの疑いのある人物の防犯カメラの

写真を店に貼りだしたりネット上に公開したりする事案が続いたことに

正直理解に苦しむ思いがします。

万引きは確かに悪いことだけれど、首都圏のメガネ店の万引き犯の画像に

添えられた文言を批判的に読むと、法治国家の我が国では捜査や逮捕の

権限があるのは原則警察だけだとか、倫理的に問題があると言わざるを

得ない万引き犯のモザイクのない画像の公開日を来月1日と何の根拠が

あって決めたのか、裁判で窃盗罪などの有罪が確定しなければあくまで

万引きの「疑い」なのに断定的な表現で断罪しているのは何故か、

などなどツッコミどころが満載のように思うし、もっと穿った見方を

すればマスコミの関心を引く万引き事案を体良く店の宣伝やSEO対策に

ちゃっかり利用しているのではという気もするのです。

コンビニの事案もまた然りであって、テレビのコメンテーターが

指摘していたように本部の方針に逆らって無断で万引き犯の画像を

店内に掲示したのは確かに問題と言えるし、この掲示された画像を

誰かがスマホで撮ってネット上に流出させたら先のメガネ店の脅し文句の

ように回収が困難になるという点でも問題と思うのです。

もっと言えば防犯カメラというものは万引き犯だけをピンポイントで

撮影することは難しいものなので、痴漢の冤罪事案のように

万引き犯や万引きされた商品の近くにいただけの無関係なお客が

万引き犯と断罪するような画像にたまたま写り込んだことで

万引き犯と誤認されてしまう蓋然性もあると思うし、先の回収が困難という

点ではこれらの万引き事案の真犯人が逮捕されて裁判を経て罪の償いを

終えても万引き犯として流出した画像がネット上に残っていては

過ちを犯してしまった人間の更生の妨げになると思うし、

万引き犯と店側が示談で済ますという道も閉ざされると思うのです。

過去には東海地方のショッピングセンターで万引きを疑われた男性が、

警察に拘束されようとした時にショックで命を落とすという悲しい事案も

起きているし、万引きを実行してしまう人間は心の弱い人々が多いので

画像が公開されたことで精神的に追い詰められて自首どころか自殺して

しまう事態も考えられるし、見せしめのような万引き犯の画像の公開は

百害あって一利なしと思うのですがいかがでしょうね。