読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

鍵付き日記

SNSということばがまだなかった頃、自分の思いのままを綴った日記を

鍵のついた机の引き出しに入れたり、友達や恋人と秘密の交換日記を

楽しんでいた方もいると思います。

配偶者の携帯電話を勝手に覗き見ていいかどうかとよく論争になるけれど、

親しき中にも礼儀ありというし、いくら家族であってもこの携帯電話しかり

先の鍵付き日記しかり最低限のプライバシーというものは守られて然るべき

ではないでしょうか。

今では紙の雑記帳に日記を綴る人も少なくなって、その代替のように

ブログやSNSが登場してきたけれど、筆者のように本名や詳しい素性を

明かさずに匿名でブログを綴っている人間や、本名は明かすものの

有料でも無料でも会員登録者や承認した相手しか読めないブログやSNS

書いている有名人はいわばクラウド上に鍵付きの日記を綴っているような

ものであって、公人だからとか難癖を付けてこうしたクラウド上の日記の

鍵をむやみに開けたり、合鍵をくれた相手の信頼を裏切るように

鍵を開けてもらって読んだ日記の中身を不特定多数に公開することは

理由はどうあれプライバシー権の侵害と言っていいと思うのです。

病気で塞ぎ込んでいた自分を変えたいとブログを開始した小林麻央さんも

鍵なしの日記と会員制という形の鍵付きの日記の両方を綴っていたけれど、

退院して在宅で家族との団欒をと考える彼女の気持ちを踏みにじるように

鍵付きのほうの日記の中身が女性週刊誌に暴露されてしまったのは

何ともやるせないことだし、ネットメディアに世間の関心を奪われて

出版業界は面白くないのかもしれないけれど、人の気持ちを踏みにじって

プライバシー権の侵害をしてでも発行部数というゲスの極み

渡辺恒雄の極み、いや拝金主義の極みというべき出版社には

業界全体に何でもありという空気がまかり通っているから進撃の巨人

編集者のような妻を殺めても平然と仕事を続けられる人間を産んで

しまうのではないかと問いたいところだし、電通に広告を依頼し

人権蹂躙を金儲けの道具にしているようでは高度情報社会の中で

紙媒体は自然淘汰されてもやむを得ないのではないかと言いたい思いです。

さて、早すぎる死が報じられた未成年の女性アイドルは鍵のない日記を

最期までファンに向けて綴っていたようです。

忙しい芸能生活の息抜きに箱根の家族旅行を楽しむ様子を綴った

日記からはよもや二十歳にも満たない彼女が数日後に亡くなってしまうとは

想像もつかないし、彼女やファン、ご遺族の気持ちを考えると

何とも言えない思いがします。

最近では終活の一環として、自分が死んだ後のLINEやSNSをどうするかという

議論がよくなされるけれど、このアイドルの女性のように、人間いつでも

病気や不慮の事故で突然最期を迎えることになる可能性があるのだし、

何かのときのためにクラウド上に綴った日記の鍵がいつでも開けられるように

しておけば自分の生きた証が失せてしまうことはないし、

死後にSNSをどうするか意思表示をしないまま突然この世を去った彼女の

日記をあえてそのままにしておけばファンもいつでも彼女の思い出に

浸ることができるし、芸能生活に生きがいを持って取り組んでいた

彼女の遺志やご遺族の気持ちに報いることができると思うのですが

いかがでしょうね。