mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

和食は文化

バラエティー番組やワイドショーで時折報じられる、海外の奇想天外な

寿司や、和食だか何だかわからない代物を出す和食の看板を掲げた店に、

いくら当地の客の好みに合わせているとはいえどこれはやりすぎとか

せっかく和食が世界遺産の仲間入りを果たしたのに、海外の

和食屋がこうした有り様では食べ物どころか日本では今でも

侍や忍者が普通に街を闊歩しているなどとありがたくない我が国に対する

偏見が生まれやしないかと思った方もいると思います。

でも宇治抹茶で名高い京都府宇治市の知る人ぞ知る手土産として話題を

呼んでいる宇治抹茶カレーの感想のレポートや、白玉団子に

洋菓子のようなクリームを掛けた奇妙な団子を宣伝する愛知県犬山市の店を

取材していたレポーターの困惑のような表情を見て国内の和食や和菓子が

こうした有り様では海外の批判はできないぞと思いました。

宇治抹茶カレーのほうは、写真だけ見ると本場インドのグリーンカレーのようで

美味しそうに見えるけれど、その名のとおりインドのものと違って

緑黄色野菜ではなく抹茶で緑に着色しているのは明白であるし、

肝心な味のほうも、レポートを読む限り抹茶とカレーの味が喧嘩してしまって

何とも表現しがたい風味になってしまっているようで、正直言って

筆者が以前静岡県で味わった当地の緑茶を使った茶飯のほうが

美味しいし万人受けするように思うのです。

この宇治抹茶カレーを出している店は江戸時代創業を謳う老舗なのだし、

若者受けやビジュアル受けを狙って奇抜な抹茶カレーを出すのもいいけれど、

宇治抹茶の味の良さをストレートに伝えたいと言うならば

筆者が味わったような茶飯で十分ではないでしょうか。

茶飯には派手さはないけれど上等な宇治抹茶を使えば味は折り紙付きだし、

老若男女が美味しく味わえるのは明白なので、老舗を謳うならば

食の原点に立ち返ってはどうかと思うのです。

さて、後者の白玉団子のほうはどうかというと、明らかなビジュアル先行で

甘党の筆者も遠慮したくなるぐらいの代物であったし、味をレポートしていた

お笑い芸人が困惑の表情を浮かべてコメントに詰まっていたことや、

同行していたアイドルの女性が「かわいい」「女子受け」などと言ったものの

美味しいとひとことも言わなかったことを挙げれば味のほうは想像に

難くないと思います。

抹茶カレーだろうがクリームを掛けた白玉団子だろうが和の材料を使っていれば

広義には和食と呼べそうだし、SNS全盛の中でビジュアル受けや

話題性を狙うのもいいけれど飲食業や食品業者の方には和食は我が国の

誇るべき文化という認識を今一度持っていただきたいし、

今月のバレンタインデーにチョコクリームを掛けた奇妙な白玉団子や

先般話題になったチョコ味のカップ焼きそばを貰っても嬉しくないという

男性も筆者だけではないと思うのですがいかがでしょうね。