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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

検閲

以前中国の政府によるネット検閲や著しいメディア統制に反発した、検索大手の

Googleがこれでは商売が立ち行かないといって当地のネットユーザーが惜しむ中

中国から事業を引き上げる騒ぎがありました。

中国共産党一党独裁体制であって、インターネットから政府に都合の悪い情報が

入って来たり、匿名のSNSで体制批判を展開されては天安門事件の再発や

最悪の場合中国共産党政権の転覆という事態も予見されるので、

事の善し悪しは別として社会主義体制の維持のためにインターネットの

統制に踏み切った当時の中国共産党政権の事情もわからなくはないです。

でも、この中国の事案を批判していたアメリカで同じように検閲と言える

SNSや通信通話の履歴がテロ対策という錦の御旗のもと行われることに

なろうとは思いもしませんでした。

事実上の鎖国政策であって、人道上も大いに問題のあるイスラム圏からの

移民や難民の排斥政策も言語道断であるけれど、この鎖国政策の解除の条件に

先のSNSや通信通話履歴の検閲が入っているのは、Googleの撤退騒ぎから

10年も経っていないのに超大国は悪い方に変容してしまったのかと

嘆きたくなる思いがするし、今の大統領が居座る限りはもうアメリカは

自由の国でなく全体主義国家といったほうが正確なように思ってしまいます。

でも、この中国やアメリカの騒ぎは我が国も対岸の火事とは言えず、昨年の

週刊文春の報道で行き過ぎと指摘されたようにスキャンダルを起こした芸能人の

LINEが流出したり、彼らのSNSでの言動が真意と異なる形で報じられていたのは

紛れもない事実であって、アメリカの現状を批判する前に我が国の現状を見直して

性犯罪で有罪判決を受けた者にGPSを付けることの是非や、人気歌手の

薬物事案で疑問視されたタクシーのドライブレコーダーの画像の流出、

アメリカと同様にテロ対策を名目に自民党政権に都合の悪い情報の統制が

なされる懸念のある共謀罪やテロ準備罪の是非など真剣に考えねばならないし、

我が国にしろアメリカにしろ共産圏の国々にしろ政府が無秩序に情報統制や

国民の監視に乗り出しては皆が疑心暗鬼になってしまうし、罪のない

マイノリティーの人間が罪人に仕立て上げられかねないと思うのです。

確かにテロは怖いけれど、それ以上に国家権力が戦前の我が国のように

国民の知る権利や言論の自由やプライバシーの権利を奪うほうが

もっと怖いと思うのですがいかがでしょうね。