読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

魅力度と幸福度

観光地としての魅力度が最下位という烙印を押されてしまった我が街名古屋市

そんな名古屋市と対照的に魅力度トップという調査結果が出た北海道の

函館市には、函館朝市函館山からの夜景、郊外に少し出るだけで

眼前に広がる原風景など内外の観光客を惹きつける観光地を挙げると

枚挙に暇がないぐらいだし、悔しい気もするけれど名古屋市とは観光地としての

魅力度に大差があるという調査結果が出てしまったのも止むをえないと

思います。

でも名古屋市が何故観光地として認識されないかというと、

魅力のある観光地がないというのも確かにあるけれど、トヨタ自動車

はじめとする工業都市としてのイメージが強く、裏を返せばそうした産業が

地域の雇用や経済を支え、リーマンショックを経ても他の地域に比べて

高い有効求人倍率を誇っているし、そうした産業界から上がる税収が

充実した福祉施策を下支えし、待機児童が少ないなど目に見えた成果を

上げていることも事実だと思うし、地域の住民にしてみれば毎日見ていたら

そのうち飽きてしまうような美景よりも生活の支えや糧となる

福祉や雇用のほうが大事であると思うのです。

だから、先の函館市の調査で魅力度トップなのに住民の幸福度は最下位という

結果が出たのも決して矛盾したことではないと思うのです。

函館市の住民の幸福度が低い要因として挙げられた生活保護受給率や

大学進学率の低さ、自殺者数などは福祉施策に直結する問題であるし、

住民にしてみればいくら北海道新幹線で観光客が大挙して押し寄せても

自分たちが潤わなければ嬉しくないと思うし、函館市北海道庁の担当者も

矛盾したような調査結果に首をかしげるだけでなく、一発屋とは言わない

けれど、北海道新幹線開業の景気がいつまでも続くとは限らないことや、

この新幹線景気の恩恵が受けられないどころか在来線の廃止やJR北海道

経営の悪化でありがたくない負担を強いられている地元の住民の存在を

認識して、観光客の誘致よりもむしろ北海道の将来のために首都圏からの

移住定住の促進や企業誘致に取り組むべきと思うのです。

この観光客の誘致と幸福度というテーマでもうひとつ思い浮かぶのが、

自民党の某代議士が個人的な主張として言い出した福島県浜通り

東京電力福島第一原発事故の帰還困難区域内にある日本テレビTOKIO

バラエティー番組でロケに使われていたDASH村という農業施設

復興構想です。

最初はこのDASH村の再開に意欲を見せていた当事者の日本テレビ

遅々として進まない除染作業に匙を投げてしまったというのに要職にある

政権与党の代議士が地元住民の帰還よりも被災地への聖地巡礼スポット作りに

政府が取り組むということを公言したのは正直理解しがたいものがあるし、

このDASH村を復興させたところですぐに地元の住民が幸福にならないことは

明白だし、人気番組で浜通りの現状が放映されれば風評被害の払拭の一助に

なるかもしれないけれど、この福島第一原発事故の避難者への

ヘイトスピーチ問題や避難先での孤独死や自殺という悲しい末路をたどった

罪なき避難者たちのリアルが闇に葬られてしまうような気もするのです。

この魅力度と幸福度というテーマは奥深く難しいものだけれど、

リニア中央新幹線の開業を控えて、南海トラフ活断層による巨大地震

影響が懸念される中部電力浜岡原子力発電所福井県原子力発電所

高速増殖炉からそう遠くない名古屋市の関係者も、魅力度が低いと

嘆くだけでなく、先の函館市福島県浜通りの事案を他山の石として

ほんとうに住民の利益になるこれからの街づくりを考えるべきと

思うのですがいかがでしょうね。