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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

スターはキミの隣にはいない

雲の上のようなスターの態度を取らずに、近所にいる女の子のような態度で

振舞っていればアイドルのオーデションに合格したのだろうと言って

ドラマの中で会いに行けるアイドルという古巣のコンセプトを

自己否定するような台詞を言い放った元AKB48島崎遥香

会いに行ける、、、という謳い文句がAKB48の長年に渡る人気を支えて

きたことは事実であるし、ファン心理としてはこの島崎遥香の台詞に

いくら卒業したとはいえどそれを言ってはおしまいだろうと言いたくなる

気持ちもあります。

でもこの島崎遥香の素っ気ない塩対応と言われながらも変に飾らず自分を

取り繕う態度を取ることもしない自然な姿に逆に好感を持っていたことも

また事実であるし、冒頭の台詞は今のSNS社会に警鐘を鳴らしているような

気もするのです。

筆者が幼い頃はSNSということばも存在しなかったし、男性アイドルならば

近藤真彦光GENJI、女性アイドルならば西田ひかる酒井法子のような

人気アイドルは雲の上の存在で我々常人とどこか特別な存在であって、

先のAKB48のコンセプトのように紅白歌合戦に出場するような

アイドルに劇場に会いに行こうという発想などほとんどなかったし、

こうしたアイドルは首都圏を拠点に活動することが通例であって、

地元のSKE48のように首都圏以外を拠点にする全国区のアイドルが

出てくるとは思いもしませんでした。

ところが時代は変わって、名古屋市や福岡市、大阪市など地方の劇場でも

人気者のAKB48グループの公演を定期的に見られるようになったし、

こうしたアイドルがSNSでしきりに発信活動をするようになって

一気に雲の上の存在だったアイドルが庶民に身近な存在になりました。

ファンにしてみれば手の届くところにアイドルがいるのは嬉しいものだし、

こうした地方でのアイドルの公演や彼ら彼女たちのSNSを見て自分も

アイドルになろうと志す少年少女が出てきたのは悪いことでは

ないと思います。

しかし一方で、冒頭の島崎遥香の台詞のようにクレオパトラ小野小町かと

いうような浮世離れしたアイドルよりも庶民的なアイドルが好まれるように

なって、そのあおりで実力もないのに何故紅白歌合戦に出られるのかと

批判されるアイドルが出てきたり、SNSや握手会などでアイドルと

ファンとの距離が近くなりすぎてファンの疑似恋愛のような心理が

エスカレートしてアイドル活動をしている女性に対するストーカー行為や

ファンによるアイドルへの傷害事件が起こるなどアイドル像が変容した

ことによる負の側面も出てきたと思うのです。

SNS全盛になって庶民との距離が縮まったのは政治家も同じであって

投票率の低さが指摘されてきた若年層が政治に興味を持つようになったのは

いいことだけれど、上西小百合議員しかり河村たかし名古屋市長率いる

地域政党減税日本名古屋市議会議員しかりほんとうに政治家の

資質があるのかと言いたくなるような政治家がたびたびメディアを

賑わすようになったのも先のアイドル像の変容と重なるような気がするし、

雲の上の存在であるべきアメリカの新しい大統領が就任式を終えても

Twitterで次々発信を続けていることにもどこか違和感を覚えてしまいます。

筆者よりも若い自治体の首長が誕生するようになったのもこうした

我が国や世界のイデオロギーの変容が関係しているように思うのですが、

SNS世代の岐阜県美濃加茂市の若い市長が贈収賄の嫌疑を掛けられながらも

首長を続けることがほんとうに適切なのか本日投票日を迎えた

美濃加茂市の市民のみなさんには熟考して頂きたいと思うし、

名古屋市長選挙や東京都議会議員選挙を控えた河村たかし名古屋市長と

小池百合子東京都知事にも庶民目線はいいけれど政治家の資質のない

人間を政治の現場に送り込むのが適切かどうか冒頭の島崎遥香の台詞を

反芻しながら考えて頂きたいと思うのですがいかがでしょうね。