mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

キミのとなり

ほぼボランティアのような形で刑務所への慰問活動を続けるアイドル。

彼女たちを紹介したテレビ番組を見ていると、彼女たちが

売名とか偽善者ということばと無縁の世界に生きていることが画面を通して

伝わってくるし、数年来不自由な入院生活を強いられた筆者には、

自分が犯した過ちのためとはいえど病院以上に管理されて酒もたばこも

女もご法度の禁欲的で徹底的に管理された中で生活を送る

受刑者が抱えるストレスがある意味理解できるし、受刑者の更生を促して

再犯を防ぐためにもこうしたアイドルの慰問のような刑務所暮らしの中での

息抜きやガス抜きと言えるものは大切なものだと思うのです。

この慰問活動を続けるアイドルは臨床心理士とか社会福祉士のような肩書きは

持っていないし、同じ女性アイドルのAKB48よりもずっと無名で

質素な生活を送っていると思うけれど、臨床心理士の臨床という

ことばの語源である悩みを抱えたクライエントの枕の隣で寄り添って

話を聞くという大切な部分は筆者や臨床心理士の資格を持って活動して

いる人間以上に理解しているように思うのです。

この禁欲的な刑務所生活の中で少しでも安らぎや気分転換をと慰問を

重ねる彼女たちと対照的に思えたのがタウン誌で人生相談に答えていた

怪しげで新興宗教やスピリチュアルの匂いのするセラピストを名乗る

女性です。

一見親切心で相談に親身に答えているように見えるけれど、法外な

相談料を要する自分のセラピーの宣伝のために記事に登場していたのは

明白だったし、ほんとうに売名ということばとは無縁な先のアイドルの

女性と比べて拝金主義のように感じられて嫌悪感を覚えたところも

ありました。

それに、筆者に限らず臨床心理学の知識のある人間がこの人生相談の

記事を読めばあまりにも少ない材料で相談者の悩みに答えていることに

違和感を覚えると思うし、上から目線で教示的な態度にも

疑問を持ってしまうと思うのです。

このセラピストは商売だからいいじゃないという声もあるかもしれないけれど、

そこそこの発行部数を誇るタウン誌にこうした怪しげな人生相談が掲載されて

いることで臨床心理士など学問的で科学的なバックボーンを持って

来談者の相談に当たっている人間や僧侶や司祭など宗教活動の

一環で人助けの思いで人生相談を行っている人、そして冒頭のアイドルの

ように売名という気持ちは微塵もなくただ人生の壁にぶち当たっている

人のそばに行ってあげたいという人々まで怪訝な目で見られることに

なればそれこそ不本意そのものと思うのですがいかがでしょうね。