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mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

南大高駅

近年の宅地開発と、イオンモールのオープンに合わせて名鉄名古屋本線

東海道本線名古屋市営地下鉄桜通線などの既存の駅から離れた

名古屋市緑区と隣の大府市の境目あたりに設けられたJR東海南大高駅。

何の変哲もないこの南大高駅だけれど、筆者は地元ということもあって、

些細な出来事のようで忘れられない思い出があるのです。

この南大高駅は東海道本線か、駅前のイオンモール名鉄名古屋本線

鳴海駅から向かう名鉄バスが便利なのだけれど、筆者はあえて

そういう定番のようなルートを外して、名古屋市営地下鉄桜通線

鳴子北駅から名古屋市営バスで行ってみたり、公営の路線バスでは

珍しく都市高速を経由する同じ名古屋市営バスの高速1号系統と

この高速1号系統の終点の森の里団地から南大高駅への路線バスを乗り継いで

東海道本線で直行するよりも倍以上の時間をかけて南大高駅に

向かったことがあります。

酔狂なことだと笑われそうだけれど、地元でも普段乗る機会のない路線バスを

乗り継いではるばる南大高駅に向かった小さな旅は新鮮なものであったし、

バスだから乗り鉄とは言えないけれど東海道本線で直行するよりも

達成感があって南大高駅に着いたときには歌の文句ではないけれど

思えば遠くへ来たもんだという思いがしたし、何度も辛い思いを

味わってきた筆者にとってはそういうささやかな旅の楽しみでも

大切な心の支えになっているように思うのです。

さて、この南大高駅と先のイオンモールを結ぶ跨線橋で偶然見かけたのが

今は飯田線の運用をJR東海313系電車JR東海213系電車に譲って

第一線から退いてしまったJR東海119系電車です。

普段は東海道本線の名古屋地区を走ることのないこの車両が何故

南大高駅にと思ったけれど、後で考えたら岐阜県の大垣電車区に検査などで

回送されて行く途中だったようです。

地元では見られないこのJR東海119系電車との思わぬ出会いが

ことのほか筆者の印象に残って、いつか飯田線で見るだけでなく

乗ってみたいと思っていたらある時豊橋駅と豊川駅の間で

乗車する機会に恵まれました。

JR東海119系電車に一歩足を踏み入れた途端に民営化以降の車両にはない

国鉄型車両独特の雰囲気に一種の安らぎを覚えたし、ドアの上に貼られた

飯田線北部の南アルプスの秀峰の写真に、いつかはこのJR東海119系電車の

豊橋駅岡谷駅行きの電車に揺られて南アルプスの実物を見たいと

思いました。

残念なことにその願いは叶わぬままこのJR東海119系電車は走り去って

しまったけれど、車両が変わっても先の岡谷駅行きは健在だし、

リニア中央新幹線の開業で飯田線が変容してしまう前に、

南大高駅の思い出を辿りながら飯田線の鈍行に揺られて、

南アルプスの実物に出会う夢を果たせたらと思っています。