mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ダイバーシティ

筆者の通っていた大学の付属高校は心身に障がいがあっても入学を

希望する学生を拒まないのがモットーであり、実際に他の私立や国公立の

高校では受け入れが難しく、特別支援学校に行けとにべもなく言われてしまい

そうな生徒や、中学校時代に不登校になって、あるいはイジメのストレスで

心身を崩して障がいと言えるかはグレーゾーンだけれど他の高校への

通学が難しい生徒も分け隔てなく受け入れており、健常者の生徒たちと

勉学や部活動に励んでいたのが印象的であって、イジメや大学受験の

ストレスで不適応を抱えていた筆者の高校時代に比べて正直羨ましいと

思ったものでした。

心身に障がいがあっても普通学級に通わせたい、通いたいという生徒や

保護者の願いはもっともですが、この大学の付属高校のように障がい者

原則拒まない高校は稀であるし、通信制や単位制、定時制など多様な

通い方のある高校と違って午前から午後までスケジュールに沿って拘束される

形になる小学校や中学校に心身障がい者が通うのは今の我が国では

ハードルが高いのが現状です。

でも、受け入れに医療的ケアやバリアフリー設備の必要な重度の

身体障害者と異なり、身体的には問題のない軽度の発達障害

精神障害を抱えた児童生徒は十分な配慮があれば普通学級でも

やっていけると思うのですが、発達障害を抱えた児童生徒の受け入れに

必要なマニュアルを用意している学校が少ないというのは

何とも残念なところです。

マニュアル主義でそればかりに縛られるのも良くないけれど、

専門的に発達障害を学んだ筆者でさえ発達障害の特性を十分に理解できて

いるかというと自信がないし、筆者の通っていた大学の教授陣のような

障害の専門家が作成や監修したマニュアルがあったほうが

発達障害を抱えた児童生徒の普通学級での受け入れに有益と思うのですが、

マニュアル作りさえ消極的というのは正直残念だし、マニュアルを作らない

学校や教育委員会も健常者の子どもを学校に通わせている保護者や

学校を取り巻く地域住民にも、村八分は言い過ぎだけれど、

発達障害者に関わりたくないとか心身障害者は特別支援学校や

特別支援学級に行けという思いが心の奥底にあるのが事実では

ないでしょうか。

でも、普通学級で受け入れが可能な児童生徒を拒まず受け入れられるように

なることがほんとうの意味でのダイバーシティであると思うし、

学校という子どもにとってのベースとなる場所で障がい者と関わる

機会が得られれば自然と共生の意識や思いやりも芽生えると思うので、

国公立や私立学校問わずまずは心身障がいを抱えた児童生徒の

受け入れマニュアル作りから始めてみてはと思うのですが

いかがでしょうね。

何もしないままでダイバーシティということばを叫ぶだけではかえって

虚しく聞こえてしまいますから。