mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ゴリラの鼻くそ

ゴリラの鼻くその実物を模したチョコレートの動物園の土産菓子を紹介した

情報番組を見て、自分の子どもが番組を見てふざけて鼻くそを食べようとして

困るとテレビ局にクレームを付けた男性にどこか違和感を持ちました。

確かに乳幼児に大人なら理解できて当然の理屈を通そうとしても難しいところが

あるし、年代的に冗談やパロディとノンフィクションの区別が付かなくても

仕方ないという考え方もあるけれど、ゴリラの鼻くそという商品をパロディと

明記して販売している業者にも、このお菓子をこちらもパロディと断った上で

紹介したテレビ局にも瑕疵はなく、番組の中身に関係なく鼻くそは冗談で

あっても食べ物ではないのだから口に入れるべきではないと子どもに

教えるのは難しい教育論を持ち出さなくても親としての務めであることは

明白であって、このゴリラの鼻くその件でテレビ局にクレームを付けるのは

筋違いと思うのです。

ただ、同じテレビの情報番組にしても、肥満の原因となる悪玉コレステロール

などを指して、デブ菌撃退法と言って面白おかしくダイエット法を紹介した

番組についてはこのゴリラの鼻くその一件とは異質なように思うのです。

デブ菌などという専門用語はないのだし、明らかにお笑いのノリで

視聴者受けを狙って菌という文字をテレビ局の独断で恣意的に使っていることは

明白であって、摂食障害や肥満と言われた経験のある筆者も菌の字に

いい気はしなかったし、福島第一原発事故の避難者が菌の字を名前に

付けて呼ばれた許しがたいヘイトスピーチ事案があったように番組を見た

子どもが太った同級生にデブ菌と言ってからかったりいじめたりしない

だろうかと気ががりなのです。

テレビ局も悪意を持って菌の字を使ったのではないだろうけど、

摂食障害という病気で肥満となったのにばい菌のように呼ばれては

悲しいとか心外と思った患者は筆者だけではないと思うし、

先のヘイトスピーチ事案を糾弾する報道をしておきながら一方で

悲しい差別を生みかねない表現をしている事実を受け止めて欲しいと

思うのです。

もっと言うならば一定年齢以下の視聴が制限できる成人向けの

劇場映画や動画配信サービスならともかく、リモコンを手にすれば

分別のつかない子どもでも視聴できてしまう地上波のテレビ番組には

原則子どもが寝ている早朝や深夜を除いて慎重さが求められるとともに、

先の福島第一原発事故の避難者や摂食障害の患者のような

マイノリティーの人間を不必要に傷つけない配慮も必要と思うのです。

表現の自由は大切な権利であるけれど、他人の心を傷つける権利など

日本国憲法のどこにも書いていないし、他人の心も体も

むやみに傷つけてはいけないという不文律は表現の自由に優越すると

思うのです。

これは正論だと思うのだけれど、読売テレビの人気討論番組で

右翼思想やヘイトスピーチを肯定どころか推奨し、日本共産党

存在を否定するような偏向報道そのものの内容が毎週子どもの観られる時間に

たれ流しにされていることはほんとうに残念でなりません。

この討論番組の出演者は先に触れたような視聴者を傷つけないことを

気にしてタブーを放送しない東京キー局の報道姿勢が大本営発表

ようで間違っていると主張しているけれど、デブ菌という

ひとつのことばで傷つく人間もいるのだし、それでも自分たちの

主義主張を押し通したいと言うならば出演者も番組のスタッフも

読売テレビの社長以下幹部も全員で本物のゴリラの鼻くそを食べてみろ、

鼻くそよりも汚い話で視聴者を容赦なく傷つけているのだし、

荒唐無稽で笑止千万な主義主張を公共の電波で流しているのだから

鼻くそは食べ物ではないなどと言わせないぞと言いたいところです。

この番組をネットしている日本テレビ系列各局の編成担当者も

冒頭のゴリラの鼻くそのお菓子をつまみながら放送倫理や人権侵害

ヘイトスピーチの問題について議論しつつ、視聴率至上主義で

この過激で明らかな偏向報道の討論番組のネットを継続することが

妥当かどうか真剣に考えて欲しいと思うのですがいかがでしょうね。