mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

エスキモーにクーラーは売れぬ

タイトルに使ったのは、ドラえもんで知られる藤子・F・不二雄

青年向けマンガで営業成績が上がらないと嘆くサラリーマンに

営業のプロのような人物が説いたことばです。

マンガを読んだ当時の筆者はまだ社会人であったし、

エスキモーにクーラーは売れぬという当たり前にも思える短いことばの中に

営業マンの心得や商売、商いの基本を学んだ思いでした。

今、このエスキモーにクーラーは売れぬということばを投げかけたいのは

小泉純一郎元首相肝いりの郵政民営化から十数年経つ日本郵政グループです。

若者に人気の嵐を起用したキャンペーンを行っても年賀状が売れなかったという

嘆きが聞こえるけれど、スマホやLINEを当たり前のように使いこなす

筆者より下の世代はともかく、筆者の親や祖父母のような世代でさえ

日常の挨拶から仕事の打ち合わせまでLINEで済ませてしまう時代なのに、

LINEが当たり前の世代に紙の年賀状を売りつけようというのは

ビジネスライクに考えると極寒のエスキモーにクーラーを売ろうとするのと

五十歩百歩であったと思うし、出演料がバカにならない人気アイドルを

起用した大々的な販促を行うことは費用対効果の面から見ても

適切であったのであろうかと思うのです。

人気アイドルと言えば、嵐に匹敵するぐらいの人気者で紅白歌合戦にも

出場を果たした乃木坂46のあるメンバーのインタビュー記事で、

彼女が小学生時代に顔も知らないクラウド上の友達と

趣味の話で盛り上がっていたと述べていたのを読んで、

まだまだ老け込む歳ではない筆者でさえジェネレーションギャップを

感じたものですが、悪徳商法や誘拐、性犯罪などに

巻き込まれるリスクのあるSNSの付き合いの是非は別として、

日本郵政グループの関係者も、公人と言える人気アイドルが

インタビューで堂々とネット上の付き合いについて述べていることの

意味を考えて欲しいと思うのです。

筆者にしても、さすがに小学生時代はやっとWindows95が普及して

インターネットということばが一般名詞になった頃であって、

まだLINEとかブログとかSNSということばはあるかなしかだったけれど、

就職活動の頃にはSNSが普及しだして落ち込んだときに友人から

もらうSNSのメッセージに励まされたものです。

手書きの手紙のほうが心が篭るというのは事実だけれど、

SNSを当たり前のように使いこなす世代に多額のプロモーションの費用を

かけて売り込んでも効果は見込めないし、日本郵政グループは

それよりもSNSに抵抗を感じる団塊の世代や訪日外国人に時候の挨拶や

旅の記念としての手紙やコレクター向けの切手や絵葉書の良さを

売り込んだほうが得策と思うのですがいかがでしょうね。