mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

郷土の偉人

南海ホークスで名捕手として活躍し、阪神タイガース

東北楽天ゴールデンイーグルスで監督も務めた野村克也氏が寄贈した記念品が

地元の京都府京丹後市で倉庫の片隅に放置され、野村克也氏本人が

俺の記念品が邪魔なのかとぼやいている事態と聞いて、プロ野球ファンとして

残念に思いました。

でもこうした事案は今回がはじめてではなく、四国の愛媛県でも、

東海道新幹線の生みの親と言われ、野村克也氏に引けを取らない郷土の偉人と

言える十河信二国鉄総裁の遺品が雑然と扱われていて、

新幹線に憧れを抱く地元の青少年への教育資料としてもっと有効に

活用できないのかと鉄道ライターに苦言を言われていたことがありました。

こちらは国鉄0系新幹線電車の静態保存とともに地元に新しくできた

鉄道記念館に十河信二氏の遺品も収容されることで解決を見たのですが、

今回の野村克也氏の事案も何とかならないかと思うし、地方自治体に

金がないのはわかるけれど、こうした事案が続くとせっかく記念品や遺品、

あるいは収集家の美術品などを自治体に寄贈しても倉庫の隅に

置かれて邪魔にされるだけだから寄付や寄贈は止めようという人が

出てきてしまうように思うのです。

筆者の地元では、幸いこうした郷土の偉人の資料の散逸などの騒動は

聞こえてこないですが、名古屋市北名古屋市清須市など史跡を抱える

周辺自治体との合併構想が現実のものになれば合併された側の歴史的な

史料や自治体所有の貴重な文化財が散逸してしまわないかという

危惧がありますし、リニア鉄道館の構想が具体化する前に前身の

佐久間レールパークに入りきらなかったJR東海所有の貴重な国鉄時代からの

在来線の車両が岐阜県美濃加茂市太多線の留置線に雨晒しで放置されていると

鉄道ファンから心配の声が上がっていたこともありました。

重要文化財世界文化遺産といった能書きはなくても、十河信二氏しかり

野村克也氏しかり、筆者の地元のイチロー選手しかり近県出身の

吉田沙保里選手や松井秀喜さんしかり郷土の偉人にまつわる資料を寄贈された

自治体は金がないならないなりに丁重に責任を持って管理するべきと思うし、

鉄道車両にしろこうした偉人の資料にしろリニア鉄道館のような

立派なハコモノを作らなくても分散して展示するとか図書館や

公民館、自治体運営の温浴施設などに展示コーナーを新設するといった

方法があると思うし、保存のための初期投資は掛かっても

郷土の偉人の資料目当てに聖地巡礼の観光客が増えて地元が潤えば

住民も納得すると思うのですがいかがでしょうね。