mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

お客様は神様か

金融機関や役所の窓口で、抹茶さんと呼ばれるよりも抹茶様のように

様という敬称を付けて呼ばれるほうが気持ちがいいと思う人が

少なくないように、我が国にはサービスを提供する側も提供される側も

お客様は神様という不文律のために神対応をする、されるのが当然という

風土があり、それがサービス業の現場の人間の心身の疲弊をもたらし

お客のほうも神対応を受けることが当然の権利のように思ってしまい、

モンスター顧客と言ってテレビのバラエティー番組で取り上げられたり

時には警察沙汰になる事案となっているのは由々しきことであって、

本気で我が国の働き方改革に取り組むならば神対応が当たり前と

なっている我が国の文化や風土の検証も同時に行われなければならないと

思うのです。

筆者自身を振り返ってみると、お客の側に立てば冒頭のように

神対応と言えるおもてなしを受けたほうがそっけない接遇や

感じの悪い対応をされるよりもサービスを提供する側に好感を持つのは

人情であるけれど、一方でブラック企業にいたときは顧客が

首を長くして納品を待っているのだからと上司や元請け会社の人間に

ハッパを掛けられて神と崇められる顧客の存在が過重労働の根拠の

ようにされていたのもまた事実であるし、筆者と業種は違っても

あるいは個人事業主や自営業の方であってもお客さんが待っているからと

心身の疲労を感じていたり家族の病気や介護など仕事に専念できない

事情を抱えていても無理をしてオーバーワークをしてしまう方も

いると思うのです。

いくら授業時間数の確保のためとはいえど七草粥の日に登校しなければ

ならないのは教員にとっても児童にとっても有益とは言えないと言った

筆者の担任だった教師や、家電量販店や大型スーパーの元日営業を疑問視する

ネット上の声が少なからず存在するように、顧客最優先で

サービス業の現場の人間の都合は二の次でいいとする我が国の考え方に

異を唱える人間は少なくないのだし、コンビニや外食チェーンが終夜営業を

取りやめるように多少の不便を強いられてもサービスを受ける側も

サービスを提供する側も人間らしく生きられるようにすることが

真の働き方改革につながると思うのですがいかがでしょうね。