mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

数字でなく実情を見よ

好況で雇用状況が改善しているにもかかわらず、東海北陸地方障がい者

法定雇用率を満たしていない企業が多いといいます。

確かに糧を求めて仕事を得ようとする障がい者のニーズが充足されていないと

すれば由々しき事態と言えるだろうけど、法定雇用率に縛られて

機械的に障がい者を雇えば企業の責務を果たせるかというと筆者はいささか

疑問に思うのです。

具体的に言うと、筆者がいたブラック企業も法的には障がい者を一定数

雇わねばならず企業側もそれを理解していたけれど、実際には障がい者

同僚などいなかったし、当時健常者だった筆者でさえ音を上げた業務に

障がい者がついていけるかというと疑問に思うし、心身の不調を訴えた

筆者や同僚への塩対応を考えると現実的に障がい者を雇うのは難しいこと

だったと思うし、仮に障がい者を雇用していたとしても企業側の配慮や

理解不足のためにトラブルが起きていたように思うのです。

実際、民間企業の模範になろうと障がい者を雇用した某労働局も

トライアル雇用した発達障害の女性への現場の配慮不足や障害の特性を

無視した業務を命じたことで女性の家族から民事訴訟を提訴される

事態になっています。

それに、重度の心身障がい者は働くどころか外出も

ままならないケースも珍しくないし、就労はおろか在宅での生活が

難しいために社会的入院を強いられるケースや、家族が普通学校や

普通学級への登校を望んでも受け入れを自治体や学校関係者に

拒まれるケースもたびたび報告されているのが現状なのです。

それならば障がいの程度が軽ければ社会に出て働けるかというと、

筆者のように内部障がいのある人間が優先席に座っていると文句を

言われることもあるし、内部障がいや軽度の精神障がいや発達障害など

一見して障がい者とわからないけれどまわりの配慮が必要な障がい者

障がい者が対象の作業所や就労移行施設ではなく一般企業で働くには

今の我が国の現状ではまだまだ課題が多いように思うのです。

法定雇用率も大事ではあるけれど、障がい者の社会進出を考えるならば

障がい者をターゲットにしたヘイトスピーチの根絶や

バリアフリーダイバーシティに関わる分野の啓発活動や

ホームドアやエレベーター、スロープのようなバリアフリー設備の

普及、そして在宅療養の体制の充実による社会的入院患者の抑制策の

実施が政府には求められると思うのですがいかがでしょうね。