mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

無責任ヒーロー

無責任というと、普通は人を批判するときに使うことばであるし、

少なくとも褒め言葉でないのは自明と思います。

でも、関ジャニ∞の明るい歌声を聞いていると、一見矛盾するように

思える無責任とヒーローということばが見事にマッチングしていることに

はっとさせられます。

丸腰で無宿人になっても何とかなるさという歌詞は如何にも関西人の

発想という感じがしますが悪い気はしないし、ブラック企業の犠牲になった

電通の女性のように親を悲しませる結果になるのならば、

一時的に糧を失うリスクを背負ってでも一日一日無事に過ごせて

生きているだけで丸儲け、命あっての物種という発想に立って、

過重労働で心身を壊すぐらいならば会社なんて放り出しても構わないと

開き直る勇気もブラック企業に潰されないためには必要と思うのです。

あんたと会社の考えは絶対間違っている、こんなゲスの極みのような

殺人的ブラック企業の片棒を担ぐなら俺は無宿人になることも

厭わないと言われたら超過勤務を強いるブラック企業の上司も

何も言えないと思うのです。

さて、無責任ヒーローと言って思いつく有名人と言えば、

まずは自ら適当人間を自称する高田純次です。

自由奔放でこれぞ適当という発言を繰り返す高田純次の姿を見ていると、

落ち込んでいても元気が出る感じがするし、自分の人生を振り返って

みるとブラック企業にいたときもガチガチでお堅い人間であって、

予め敷かれたレールの上を大して疑問も持たずひたすら進んできた

感じだけれど、時には高田純次のように適当に肩の力を抜いて

やればいいじゃんと脱線する勇気も必要だったと思うのです。

適当でセクハラとも取れる発言を堂々とカメラの前で繰り返す高田純次

視聴者の反感を買わないのはそれだけ彼がお茶の間に受け入れられて

支持されている証拠であり、やはりこの高田純次無責任ヒーロー

呼んでいいと思うのです。

もう一人は実在の人物ではないけれど、ご存知ドラえもんのび太君です。

いつもドラえもんに頼ってばかりで批判的に見られがちなのび太君だけれど、

心の中ではドラえもんに頼らずに過ごしたいと考えて時折意を決した

ような言動を見せるのび太君を応援したい気持ちもあるけれど、

健常者とか障がい者とか頭がいいとか不器用とか関係なしに

人間はたった一人では生きられないので苦しいときは誰かに

助けを求めていいのだし、八方ふさがりの状況になって

泣きたくなったら素直に気持ちを出して大声でドラえもんを呼ぶ

のび太君のように周りに助けを求めればいいと思うのです。

ドラえもんは現れなくてもきっと助けになる人物が現れるはずだし、

最悪の選択をして大切な人を悲しませるぐらいなら

ドラえもんに頼って無責任と言われたっていいではないですか。

完璧で失敗しない人間などいないのだし、無理に出木杉君や

スネ夫にならずとものび太君でいいではないですか。

スローライフということばが広まる遥か以前からいい意味で

適当で人間らしい生き方を教えてくれたのび太君も

高田純次と同じぐらい、いやそれ以上に無責任ヒーロー

呼んでいいと思うのですがいかがでしょうね。