mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

おかげ犬

来年、三重県伊勢神宮周辺で開かれる全国菓子博覧会のキャラクターに

白い犬のゆるキャラが使われているのを見て、アメリカの

スヌーピーは世界的に有名だけれど、我が国のゆるキャラと言って

すぐに思いつくのは熊のくまモンや猫のひこにゃんなどで

爆発的に数の増えたゆるキャラでも犬は珍しいように思いました。

何故伊勢神宮に犬なのだろうと思いを巡らしてみたら、

病気や経済的な事情、物理的に家が伊勢神宮から遠く参拝が困難といった

事情を抱える飼い主の代わりに、名代としてお伊勢参りに向かった

おかげ犬の故事を思い出しました。

遠路はるばる参詣に訪れたおかげ犬を伊勢国の人々は人間の参拝客と同様に

暖かく接待したので、そういう故事が元で今回の全国菓子博覧会に

おかげ犬を思わせるゆるキャラが起用されたのでしょう。

さて、ゆるキャラの世界のレジェンドと言えば、先にも触れたくまモン

外す訳にはいかないと思います。

でも、このくまモンの地元熊本県を半年前に悲しい地震が襲い、

今でも多くの人々が不自由な暮らしを強いられているのは周知の事実です。

健常者でも不自由な暮らしなのに、身体障害で介護が必要な

身内を抱えた避難者の困難は想像に難くないですが、

テレビに映し出された脳性麻痺のために身体の自由が利かない

女性と仮設住宅で生きる熊本県益城町の家族の姿に

同じ障がい者手帳を持つ人間としてことばを失いました。

自宅が全壊してしまい、狭い仮設住宅での生活を余儀なくされて

女性が寝たきりにならぬようにと家族が用意した介護用のベッドや

車椅子も仮設住宅には入らず、仮設住宅はお風呂も狭いので

筆者と同じく介助なしでの入浴がままならない女性のために

家族が入浴のできる施設に送迎を余儀なくされていることは

自然災害が原因とはいえ何ともやりきれない気持ちです。

この一家も困難な状況を少しでも打開するために神仏にすがりたい思い

でしょうが、伊勢参りどころか益城町の外に出ることさえ

ままならないのは想像に難くありません。

さて、この平成28年熊本地震への全国からの支援への感謝と

さらなる支援の呼びかけや復興のアピール、風評被害の払拭のために

全国、時には海外まで忙しく飛び回るくまモンですが、

支援への感謝やアピールももちろん大事だけれど、

先の益城町の一家のように神仏にすがりたくても遥拝もままならない

被災者のために、おかげ犬ならぬおかげ熊として

全国行脚の合間に各地の神社仏閣に参拝して欲しいと思います。

不自由な生活で寝たきりの時間が増えてしまった益城町の女性も

震災前と変わらない愛嬌を振りまくくまモンが自分のために

寺社に祈りを捧げる姿を見れば感激してくれるのではないでしょうか。