mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

限界

先日亡くなった元横綱千代の富士九重親方

彼が生前引退を決意したのは、若い貴花田に敗れて

体力の限界を感じ取ったからだというのは有名な話ですが、

鋼の肉体と呼ばれた彼も所詮は生身の人間であり、

現役生活にも人生にもいつかは終着駅が来るのは

避けられない運命だったのだと思います。

彼に負けないぐらいストイックなアスリートであり、

リオデジャネイロオリンピック

スーパーサイヤ人と呼びたくなるような肉体を

躍動させているジャマイカのウサインボルト選手が

東京オリンピックに現役として来日しないのは

ファンの1人として正直残念ですが、親日家の彼が

東京オリンピック出場を見送ったのはやはり断腸の思い

だったと思うし、彼もまた生身の人間として自分の限界を

感じ取ったのではないかと思います。

あるいは九重親方のように、若い戦力の台頭を実感したり、

指導者を志したという部分もあるかも知れません。

振り返って筆者は、ブラック企業で働く中で自分の限界に

薄々気づいていたものの家族や周りになかなか言い出せず、

会社から自分のキャパシティ以上のことを強要される中で

不自由な体になってしまいました。

でも、そんな人生を送ってきたから言えるのは、

自分の限界を悟ることが大切であることとできないことは毅然と断り、

無理強いをするような輩とは

きっぱり縁を切るべきだということです。

そんな筆者がふと見かけたCMに考えさせられるものがありました。

岩手県の南部鉄器はいま話題の人工知能のような派手さはないけれど、

人工知能の開発に比べ職人の血と汗と涙が何倍も入っているし、

どこでも作れる人工知能に比べて南部鉄器は日本、それも

岩手県でしか作っていないというのです。

筆者後システム開発の現場で苦労を強いられたのは

先に書いたとおりですが、最先端の現場に進む道を選んだ

プライドの欠片ぐらいはあるし、CMを見て正直複雑な思いでした。

でも、ドライなシステム開発の現場に比べて職人の世界は

いい意味で人情と人間の血が通った温かみがあり、

それが製品にも現れていると思うのです。

そこが人工知能の限界であって、技術が進歩しても

人間にしかできないことだと思うのです。