mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

乗って残そう

走り続けて15年、乗って残そうリアスのレール、、、

これは岩手県の沿岸を走る三陸鉄道北リアス線南リアス線

開業15周年を記念して三陸鉄道が募集した短歌の入賞作品です。

この三陸鉄道がそうであったように、国鉄末期に特定地方交通線

指定されてライフラインと言えるレールが消えてたまるかと

北は北海道から南は鹿児島県まで国鉄のローカル線に乗って

地元の足を残そうという動きが起こりました。

このうち滋賀県の旧国鉄信楽線では目に見えて乗客の数が増える

成果が挙がったものの、結局国鉄JR西日本の路線としてレールを

残そうという願いは叶わず、第三セクター鉄道信楽高原鉄道

転換されたのは周知の事実です。

北海道の旧国鉄広尾線でも旧愛国駅、幸福駅の人気をきっかけに

俳優の津川雅彦さんらが出資する形で広尾線を一部でも

残そうという動きがありましたが、結局話だけで終わってしまいました。

さて、最初に触れた三陸鉄道です。特定地方交通線から第三セクター鉄道

転換される形でレールは残ったものの、この短歌が発表された後に

東日本大震災が起こり、乗って残そうにも津波でレール自体が

ないという事態に直面することになりました。

でも、三陸鉄道の社員は決して諦めず、ブログで必死に被災や復旧の

状況を伝え、復旧できる区間は少しずつでも列車を走らそうと

奮闘を続けた結果、全国各地の企業や個人はおろか、遠く中東の

クウェートの王様からも津波で車両が全て流されてしまった

南リアス線の新型車両の寄付を受けるなど、暖かい支援で

奇跡と言える復旧に漕ぎつけることができました。

さて、冒頭の短歌です。「リアス」が「南阿蘇」になったり、

北海道新幹線開業の陰で人口の流出が止まらない北海道では

「レール」が「路線バス」になったりしていますが、JR西日本可部線

JR東海名松線三陸鉄道に続けとばかりに奇跡の復活を遂げたことも

あり、地方の交通事業者や沿線の自治体のみなさんは

諦めずにライフラインを守り続けて欲しいと思います。