mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ムキムキ介護

タイトルを見ると、屈強な介護福祉士の男性を想像するかも

しれないが、漢字で書くと無期無期介護で、

手が回らない刑務官の代わりに認知症の症状のある

無期懲役の受刑者を介助している、同じ無期懲役の受刑者が

老老介護になぞらえ、取材に訪れたテレビ局の記者に

自虐気味に述べた言葉だ。

後ろ指を指されるような過ちを起こしてしまった

自分に根本的な責任があるとはいえ、若くない体で

家族でもないのに生活の糧でもないのに

赤の他人の受刑者を介助する男性受刑者の

心情は察するに余りある。

こうした認知症の受刑者以上に、刑務所の中

適切なケアを受けられているのか懸念されるのが

摂食障害の受刑者だ。

どれだけ食べても満たされない、あるいは筆者が経験したように

ストレスが原因でどれだけおいしいものを食べても

吐き出してしまう摂食障害は、元フィギュアスケーター

鈴木明子さんが自身の過去の経験を吐露したことで

注目を浴びたが、まだまだ社会の理解は十分とは言いがたく、

ダイエットに悩む女性の病気のように思われていて、

筆者のような男の患者の存在はまだまだ知られていないのが

実情である。

筆者も障害者手帳を持っているが、この摂食障害を理由に

貰ったのではなく、摂食障害によって栄養の摂取が困難になり、

運動能力が落ちたという理由でやっと手に出来たのだ。

塀の外にいる自分でさえ摂食障害のために筆舌に尽くしがたい

思いをして、口からものを食べられない期間が長く続いて

自分もまわりも苦労を重ねて来たのに、ただでさえ社会に

理解されていないのに刑務所という閉鎖空間で時間を過ごす

摂食障害の受刑者が心身の適切なケアを受けられているか

心配になるし 、性同一性障害など摂食障害と同様に

社会の理解が不十分な障がいを抱えた受刑者に

少しでも配慮が行き届くように願うばかりだ。

それが受刑者が再び過ちを起こさないことに

繫がるのだから。