mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

ローカル幹線

鉄道雑誌か何かで、表題のような文字を目にした

ことがある。

幹線なのになんでローカルという接頭語が付くのと

矛盾を指摘されそうだが、JRグループ、私鉄問わず

探してみると幾つか思い当たる路線がある。

まずは山口県厚狭駅山陽新幹線と接続し、陰陽連絡の

役割を担っているものの、普段はJR西日本キハ120形気動車

のんびり走っているJR西日本美祢線である。

南大嶺駅までの支線が廃止されたこともあり、

鉄道ファンからも運賃計算の上で何故美祢線は幹線なのかと

指摘されることもあるが、この美祢線は旅客列車よりも

石灰石を運ぶ貨物列車の恩恵を受けて幹線に

なり得たのである。

貨物列車の恩恵が頼りという意味では、収益の見込める

特急列車が新幹線の開業で走らなくなり、

ローカル輸送とJR貨物からの線路使用料が頼みの綱の

道南いさりび鉄道えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、

肥薩おれんじ鉄道などもこの美祢線の仲間に入れて良いだろう。

このローカル幹線の仲間に筆者が個人的に加えたいのが、

愛知県名古屋市の北方を走る東海交通事業城北線である。

万里の長城と例えられるほどの立派な高架の複線なのに、

実態は東海交通事業キハ11系の単行が1時間に一本ほど

行き来するだけなので、大都市名古屋市のすぐそばで

非電化ということもあり、設備と実態のアンバランスから

ローカル幹線という表現がぴったりするように思うのだ。

この東海交通事業城北線を電化し、中央本線

JR東海383系電車、特急しなのを城北線経由にして

中央西線名古屋駅高蔵寺駅の間のしなのと

通勤電車が混在する稠密ダイヤを解消してはと

指摘が出たこともあったが、城北線周りにしてしまうと

名古屋市営地下鉄東山線経由で名古屋市の中心部への

移動が便利な千種駅、中部国際空港方面への

名鉄電車との乗り換えが便利な金山駅

しなのが止まれなくなるし、何より電化の費用がかかるので

地元もJR東海も乗り気ではないようだ。

だが、JR関西本線愛知環状鉄道線など複線化の要望が

ありながら達成できていない路線もある中で、

城北線のこの贅沢とも言える複線高架をこのままに

しておいて良いのかというのが正直な思いだ。