mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

海を渡るバス

太川陽介蛭子能収らが出演するテレビ東京の土曜スペシャル、

ローカル路線バス乗り継ぎの旅シリーズ、人気があるみたいですね。

でもこの番組にも、カーフェリーに乗って海を超える路線バスは

登場していないはずなので、今回はそんな変わり種のバスのお話です。

最初は中部国際空港の開港当初、近鉄鳥羽線鳥羽駅と、愛知県の

中部国際空港との間を結んでいた三重交通の路線です。

このバスは鳥羽駅を発車すると、近くの鳥羽港から伊勢湾フェリー

乗って、中部国際空港近くの港に上陸し、中部国際空港

旅客ターミナルまで乗り入れるという便利なものでしたが、

このバスもフェリーも乗客が見込めないとして廃止の憂き目に

遭いました。

でも、現在同じルートを公共交通機関でトレースしようとすると、

近鉄特急かJR参宮線の快速みえで松阪駅か津駅に出て、

路線バスで港に行き、そこから空港に向かう高速船というルートを

取らねばならず、時間は掛かっても安くて楽だったフェリーと

バスの廃止は惜しまれるし、外国人観光客にとっては空港から

伊勢神宮鳥羽水族館ミキモト真珠島などの風光明媚な

観光地に直行出来たほうがいいと思うので、どうにか伊勢志摩と

中部国際空港のアクセスを改善できないかと思います。

お次は東京都と徳島県を今も夜行で結んでいる徳島バスのエディ号です。

このバスは現在、本州と淡路島の間を明石海峡大橋で渡っていますが、

この橋ができる前は、明石海峡を深夜に、終夜運転しているフェリーで

渡り、淡路島を経て大鳴門橋経由で徳島県に向かっていたのです。

深夜のことですし、フェリーで海を渡っていることに気づかない乗客も

いたでしょうね。

最後は青函トンネルが開業した頃、東京都と札幌市を途中青函フェリー経由で

結んでいた臨時の夜行バスです。

日本一の高速バスと言われる西鉄高速バスはかた号や、かつて名古屋市

名鉄バスセンターと当時のJR西鹿児島駅、現在のJR鹿児島中央駅を結んでいた

名鉄バス錦江湾号より明らかに走行距離が長いのは自明で、

JR北海道北斗星に便乗したと揶揄する向きもありましたが、

料金や快適性の面でその北斗星青春18きっぷでの鈍行列車の

移動を好まない若者から支持を集め、ライバルである筈の鉄道雑誌にも

ルポが載ったほどです。

だが採算性や客観的に見て非常識な距離だという理由でこのバスは短命に

終わりました。

でも、新幹線は高いし飛行機も好きじゃないという人も少なくないし、

使い辛くなった青春18きっぷ利用者の救済や前述の北斗星

はまなすなどの青函トンネルを越える夜行列車の代替として、

不定期でも良いから東京都か仙台市と、北海道方面のフェリー経由の

高速バスが復活できればと思います。