mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

スタンプに昭和を偲ぶ

お年寄りの作ったLINEのスタンプが話題になったり、

そのLINEが上場したりと、最近スタンプという言葉を

耳にする機会が増えているので、今回はそんなスタンプのお話。

自分はスタンプよりもメールや手紙のように文字で伝えたほうが、

気持ちが伝わるんじゃないのと思っていましたが、

スタンプを題材にしたきゃりーぱみゅぱみゅ出演の

清涼飲料水のCMを見て考えを改めました。

表情のスタンプは気持ちをストレートに伝えることができるので、

相手を傷つけてしまうリスクもありそうだけど、

うまく使えば文字情報より気持ちが伝わって、

円滑にコミュニケーションができるような気がします。

ここまで書いたスタンプはいわば電子印で、

昭和時代には存在していなかったように思います。

その変わりに名古屋駅、京都駅、岡山駅など、

国鉄の主要駅や観光地近くの駅に記念の手押しスタンプが

置いてあり、交通新聞社から出ているスタンプノートに、

いわば御朱印巡りのような感じで、スタンプを押すのが

鉄道ファンの楽しみでした。

いまのJRグループはスタンプの存在を大々的に広報しないどころか、

コロプラなど前述のLINEのスタンプのような電子印の業者と

コラボしたキャンペーンに力を入れている感がありますが、

現在でも駅のスタンプと懐かしいスタンプノートは

ディスカバージャパンの頃からの歴史を受け継ぎ、

ちゃんと残っていますよ。

スタンプで思い出すのが、亡き種村直樹の著作によく登場した

郵便局の風景入りの日付印、つまり消印を、

切手を張った手持ちの帳面に押して貰ったり、

友達に出す手紙に風景印を押して貰う風景印巡りと、

ゆうちょ銀行の郵便貯金を使って楽しむ旅行貯金です。

いずれも歴史の重みがあり、消印の方は、

JRセントラルタワーズの消印が名古屋市に登場したりと、

進化を続けながら生き残っているのは嬉しい限りですが、

旅行貯金の方は、郵政民営化とそれによる簡易郵便局

減少、郵便貯金通帳の様式の変更で難しくなったようです。

普通は「名古屋中央郵便局」のように局名を記した

事務的なスタンプが窓口で貯金をした証明として

押されるだけなのですが、中には、富山県

黒部峡谷鉄道のトロッコ電車のスタンプや、温泉マーク入りの

スタンプ、椰子の木のイラスト入りのスタンプを

通帳の限られたスペースに押してくれる郵便局も

あったようです。

スタンプと言えば、昔懐かしい鉄道の硬券の切符に

駅員が押してくれるスタンプもありましたね。

硬券滋賀県近江鉄道など僅かに残っていますが、

それと同じぐらい昭和の匂いを色濃く残すのが、

静岡県の天竜浜名湖鉄道に残る転車台です。

SLの運行もないのに転車台とはと水を向ける記者に、

ディーゼル気動車の車輪の磨耗を防ぐ為に敢えて

転車台を残していると答えた鉄道関係者の説明に、

物は使いようと思ったし、沿線を舞台にしたNHK総合テレビ

とと姉ちゃんのロケにこの転車台を使って貰って、

高畑充希や坂口健太郎と転車台との共演が果たせれば、

歴史の生き字引と言える転車台も喜ぶと思うのですが。