mikenyan88の日記

折に触れて自分の思ったことをアップしていきます。

終わらない闇

アメリカの永住権取得云々という不可解な理由で突然チームを離脱して

アメリカに渡航したまま帰国しなかった中日ドラゴンズの某外国人選手が

やっと帰国しました。

本拠地のナゴヤドームで彼にお帰りといって声援を送るファンや無連絡で

帰国したままの外国人選手などいらぬといった森繁和監督の本音は

いかばかりかと思うし、クライマックスシリーズ進出の可能性が残るチームに

やっと合流したこの外国人選手には半ば汚点のようになってしまった

前代未聞の帰国騒動を一蹴して調整の遅れを挽回するような活躍を

望みたいところだし、今回の中日ドラゴンズの騒動や日本のプロ野球から

アメリカのメジャーリーグを目指す大谷翔平投手の移籍話をきっかけに

持ち上がったポスティングシステムの改善論とともに、プロサッカーの世界の

海外移籍や海外選手の獲得に比べて柔軟性に欠けるとかブラックボックス的とか

不平等条約のようと言われる日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグとの

間での選手の移籍に絡んだ問題点の改善が進んでいけばと

思うところです。

さて、この日米間でのプロ野球選手の移籍問題以上にプロ野球の闇の部分を

白日に晒したのが読売ジャイアンツの現役選手が絡んだ野球賭博問題です。

親会社の豊富な資金力をバックに甘やかされて育ってきた読売ジャイアンツ

根性がなく庶民感覚に欠ける選手たちの体質が忌まわしい問題を生んで

プロ野球の歴史に汚点を残してしまった様に思えるけれど、この問題の

記憶が冷めないうちに読売ジャイアンツ、いや渡辺恒雄氏のために

あるようなフリーエージェント

制度で獲得した現役の投手が暴行騒動で被害届けを出される事案が起きて

ファンとしてはまたかと嘆息したくなる思いであるし、

酒乱トラブルの後も何食わぬ顔で友人と飲酒したり故郷を襲った豪雨災害の

募金活動に参加していたというこの選手に対して球団は罪の重さを理解させる

べく厳しい姿勢で臨んで欲しいと思うし、ファンやマスコミも

野球賭博問題と違って被害者の存在する事件であることや、巨人贔屓の

はずのスポーツ報知が半ば断定的にこの問題を報じていたことや

ミスタージャイアンツというべき長嶋茂雄さんがこの選手に苦言を呈して

いたことを真剣に捉えるべきと思うのです。

さて、この読売ジャイアンツのドンといえば拝金主義の塊のような

渡辺恒雄氏であることはいうまでもないですが、ドラフト会議での

裏金問題や先の野球賭博問題、そしてOBの清原和博氏の薬物事件を経ても

ゴキブリのようにしぶとく球界に生き残っている彼にはいい加減

巨人軍の選手は球界の紳士たれという不文律の意味を理解して

欲しいと思うし、彼の金の亡者のようなスタンスが変わらない限り

高橋由伸監督に変わって読売ジャイアンツの監督をしてやろうという

人物は現れないと思うし、またファンが目を背けたくなるような球界の闇の

部分が白日に晒されるのではないかと思うのですがいかがでしょうね。

ドラマはドラマ

放送が始まったばかりの日本テレビ系列のドラマに対して、主人公の女優が

ふさわしくないとか内容が難解とかターゲットがわかりにくいといって

早速SNSで賛否両論の議論が起きているということでテレビの現場も

SNS全盛の時代になっていちいちネットの反応を気にしなければ

ならないようになってやりにくくなっている部分もあるのではと

思ったところです。

このドラマは初回の視聴率は次第点であったというのに主演の女優の

演技が軽薄だからこの子よりも何々ちゃんがいいなどとSNSで評定するのは

個人の私見を述べているのだからいいと言えばいいけれど、

まだ蓋を開けたばかりのドラマでしかも視聴率も悪くなかったのに

主演女優に対して主演失格の烙印を押すのは正直いかがなものかと

思うところです。

また、この日本テレビのドラマへの論評である意味でこの主演女優への

批判以上に問題と思うのが過保護に育てられた箱入り娘という主役の設定

だけを見てかつて放送されたTBSテレビの中居正広主役のドラマと

同じく発達障害をドラマで取り上げることが障がい者差別に

繋がらないか云々というものであって、確かに常軌を逸した荒唐無稽な言動で

某代議士や船越英一郎の妻が連日メディアに取り上げられる中で、

健常者とは異質な言動をするヒロインのドラマが好奇の目で見られると

いうこともありそうだけれど、発達障害というのは親の躾の問題というより

脳の気質に起因する部分が大きいものであり、過保護なせいで

常識外れの言動で周りを巻き込むヒロインを浅はかな知識で発達障害

決めつけてしまって大勢の視聴者が目にするドラマで障がい者差別をするなと

いうのは的はずれな批判のように思うし、臨床心理学の知識のある

筆者もこのドラマをちらと目にしたけれど、ヒロインのどこが発達障害

なのだろう、こんな風変わりな女性など珍しくないし、

先の某代議士や船越英一郎の妻のほうがよっぽどズレているではないかと

思ったところです。

さて、夏季の新しいドラマに対する批判でもうひとつ気になったのが

雑誌の読者モデルの世界を扱ったフジテレビのドラマに対する批判であって、

主演女優の体型が読者モデルという感じがしないというのは局にとっても

女優本人にとっても余計なお世話というところであろうし、

少年院暮らしが全寮制の学校のようとか少年法の元での非行歴は

前科にならぬというこれもドラマがベースの怪しげな憶測もそうだけれど、

まとめサイトSNSでの虚偽のニュースが問題になる中で我々には

ドラマの世界と現実の世界をごっちゃにせずに見ていく力も

求められると思うし、それがメディアリテラシーの力の習得に

つながっていくと思うのですがいかがでしょうね。

騒ぎすぎ

奇行と呼べる言動が話題の女性代議士や泥沼の離婚騒動の船越英一郎夫妻、

そして小池百合子東京都知事の話題を取り上げるとワイドショーの視聴率が

上がるという記事のこうしたキャラの強い人間は男女問わず迷言を残すし

ネタも尽きないので放送局にとっては労せずして視聴率が稼げて

好都合という部分にどこかで引っかかる思いがしました。

確かにこの指摘は事実であって、ゲス何ちゃらということばが

流行語大賞になって一人歩きしてしまったミュージシャンの川谷絵音など

メディアの騒ぎすぎとそれに食いついた視聴者が作り出した偶像のように

ヒーローでもアンチヒーローでも脚光を浴びる人物がパッと現れては

ネタが尽きたり週刊文春の次のターゲットが見つかると注目されなくなると

いう我が国のメディアと視聴者の悪しき体質というかメディアリテラシー教育が

不十分でないことによる視聴者のレベルの低さを感じてしまいます。

最近、ネットニュースで新興宗教に出家してから動静があまりテレビで

伝えられてこなかった清水富美加さんの話題を目にしたけれど、

出家騒動の時はあれだけ食いついたワイドショーも彼女が芸能界を

離れたら興味なしかと思ってしまうし、薬物事件での逮捕を経て

雑誌のコラムを皮切りに活動を再開した清原和博さんにしても

逮捕劇のときはスターの落日といって大騒ぎしたのに復帰の話題を

あまりテレビメディアが取り上げないのはどこかで釈然としないところが

あります。

でも、ここまで挙げてきた有名人はほとんど売名を目的に意図して

騒動を起こしているのではなく、しでかしたことがセンセーショナルとか

あるいは小池百合子氏のように彼女をテレビに映すだけでいう

視聴率が荒稼ぎできるというだけでワイドショーに大きく取り上げられて

いる部分があると思うし、針小棒大のように離婚騒動に尾ひれをつけて

世間の注目を浴びている松居一代氏にしても我が国のメディアと視聴者の

こうした脆弱性を巧みに功利的に利用しているだけで、この船越英一郎夫妻の

騒動は明らかにメディアの騒ぎすぎで視聴者は冷静な目をもって放っておくべきと

いうのは正論のように思うのです。

さて、毎年あれは美談でよろしいとかイヤイヤ障がい者や災害や紛争の

被害者を視聴率稼ぎに使ってけしからんと毎年賛否両論の的になっている

日本テレビのチャリティー番組の目玉に夫人を亡くしたばかりの

市川海老蔵さんとSMAP解散騒動のほとぼりが冷めたばかりの木村拓哉

名前が挙がっていることに小林麻央さんの闘病日記やSMAP解散騒動への

メディアやSNSの反応を思い起こしてこの人選はどうだろうと思う

ところがあります。

いくらキャスターを務めていた日本テレビだからといって自分の遺した

闘病日記が意図しない形で取り上げられては当事者の小林麻央さんも

まだ喪の明けぬ遺族も不本意だろうし、木村拓哉にしても

夫人の工藤静香共々SMAP解散騒動で悪者にされて愛車がダサいなどと

いわれないバッシングに疲弊しているというのにわざわざジャニーズ事務所

後輩の前で黒歴史を赤裸々に語るだろうかという思いがあります。

炎上商法ということばがまことしやかに囁かれる昨今であるし、

小林麻央さんの闘病日記や名もなき障がい者を商業利用したといって

識者から叩かれるならばいっそこのチャリティー番組で

家族の肖像などと題して船越英一郎夫妻の

愛憎劇を取り上げたほうが日本テレビも白い目で見られない形で

視聴率が稼げるのではと思うのですがいかがでしょうね。

エース対決

昨日のオリックスバファローズ北海道日本ハムファイターズの一戦。

オリックスバファローズのエースの金子千尋投手と、ようやく二刀流

本領発揮とばかりにマウンドに上がった大谷翔平投手との投げ合いが

見られるということで、エース対決に心躍らせたプロ野球ファンは

筆者だけではなかったと思うけれど、蓋を開けてみれば大谷翔平投手の

予想外の乱調で彼のほうが早々にマウンドを降りてしまい

期待していたファンにとっては肩透かしのような感じでした。

間近に迫ったマイナビオールスターゲームに出場するかどうか

大谷翔平投手も球団も名言しないなど状態が万全ではないことを

伺わせる情報が流れる中での先発に、筆者も大谷翔平投手は試合展開に

かかわらず球数制限で早々に降りるなという感じがしていたけれど、

まだ逆転の余地のある点差で大谷翔平投手がマウンドを降りてしまい後続の

投手もオリックス打線に捕まって北海道日本ハムファイターズ

星を落としてしまったことをせっかく大枚叩いて時間を割いて来たファンに

失礼とか栗山英樹監督は大谷翔平投手に一試合あげてしまったと

批判する声ももっともというように思うし、まだクライマックスシリーズ

進出チームも確定しない中で大谷翔平投手を一軍の試合で調整登板させることは

相手のオリックスバファローズに対して失礼であったという評価も

もっともと思うのです。

さて、このオリックスバファローズ北海道日本ハムファイターズの一戦には

ネット裏に大谷翔平投手目当てのメジャーリーグのスカウトが居並んでいたそうで

いかにもメジャーリーグ志向の強い大谷翔平投手らしいように思えたけれど、

憧れのメジャーリーグのスカウトがリアルタイムで見ているとなれば

さすがの大谷翔平投手も力んでしまうであろうし、かえって目の前の打者に

集中できないのではないかと思うのです。

さて、今回のオリックスバファローズとの3連戦であまり見せ場がなかったのが

昨年のパリーグの戦いで大谷翔平投手と共に優勝の原動力となった

北海道日本ハムファイターズの主砲の中田翔選手です。

ポスティングシステムでのメジャーリーグ移籍が既定路線のように囁かれる

大谷翔平投手と共にこの中田翔選手もフリーエージェントでの移籍先が

注目されているけれど、昨年はカモのように攻略していた

オリックスバファローズの投手陣に対していいとこ無しだった今回の

彼のバッティングに今季の北海道日本ハムファイターズの低迷の一端を

見たような気がしたし、先の大谷翔平投手しかりこの中田翔選手しかり

自分の行きたい球団があるのは理解できるけれど、パリーグの戦いが

まだ佳境というのにネット裏にメジャーリーグのスカウトがいないかとか

阪神タイガースの関係者が同じ関西での試合を偵察に来ていないだろうかと

いってキョロキョロしながらマウンドや打席に立つのはいかがなものかと

思うのですがどうでしょうね。

バリアフリーの本質

筆者があるとき路線バスに乗っていると、車いすのお客様の乗降がある場合は

乗り降りに時間がかかり云々と好きで車いすを使っている訳ではない

障がい者がバスに乗ってくると舌打ちするような心ない利用客向けの

放送を耳にしました。

一億総クレーマー時代と言われる中で、乗客同士のトラブルやバス会社への

いわれなきクレームを未然に防ぐにはこうした車いすで路線バスに乗ってくる

障がい者への配慮を求める車内放送も必要なのかもしれないけれど、

同じ障がい者として車いすの人間はバスに乗るな、俺たちは急いでいるのに

お前らが乗ってくるせいで、、、と舌打ちする人間が少なくない状況は

正直嘆かわしいと思うし、目前に迫った東京パラリンピックまでに

障がい者が気まずい思いをしなくて済むような意識改革を国民全体で

進めていかねばならないと思うところです。

さて、車いすといえば香川県内の商業施設で車いすエスカレーターに乗った

老夫婦がバランスを崩して転倒し、後ろにいたお客が巻き添えで怪我をすると

いう事案が起きて何ともいたたまれない思いがします。

車いすでなぜエスカレーターに乗ったのか、関係ない人間を巻き込むなと

ヘイトスピーチにつながるような論調がSNS上で起きやしないかと

当事者として危惧するところはあるけれど、必要以上に障がい者への

バッシングを行うことは健常者にとっても障がい者にとっても何の利益にも

ならないと言いたいところです。

確かに筆者の地元の愛知県内の商業施設やオフィスビルでは車いす

障がい者やベビーカーの赤ちゃん連れのお客をエスカレーターに誘導する

掲示などは見かけないし、冷静に考えたら動く階段と言えるエスカレーターに

段差に弱い車いすやベビーカーを乗せることはいかがなものかという

思いもあるけれど、今回の香川県の事案では地元の社会福祉協議会

車いす障がい者と介助者にエスカレーターの利用を推奨するような

手引きを作成していたということで、同じような事故が再発しないように

社会福祉協議会には車いす障がい者に対してエスカレーターは原則として

使わずにエレベーターのあるところはエレベーターを使ったり、

どうしてもエレベーターのないところは従業員用や搬入用の

エレベーターを施設から貸して貰ったり、階段やエスカレーターを

安全を確保した上で介助付きで利用できるように求めるように

実態に即した手引きを早急に作り直して欲しいと思うところです。

さて、エレベーターといえば首都圏や関西圏の商業施設や鉄道の駅では

当たり前のように何台もエレベーターがあるところに感心させられるけれど、

筆者の地元の東海地方では東海道新幹線の駅でさえバリアフリーが徹底して

いないところがあるのが残念であるし、以前三重県内のある商業施設で

エレベーターの場所を店員に尋ねたら施設の隅っこの従業員通路の

ようなところを案内されてこの商業施設には障がい者や高齢者は来店

しないのだろうかと思ったことがあります。

さて、東海地方とエレベーターといえば河村たかし名古屋市長の悲願の

名古屋城天守閣の木造復元への反対意見の中に江戸時代の姿に

戻してしまったらエレベーターを外さねばならなくなるというものが

あります。

これは全く以って正論であるし、環境保護の観点からエレベーターやスロープが

設置できぬところがあるとパンフレットに記してあった

富山県立山黒部アルペンルートや、昨年の痛ましい震災被害からの

復旧を目指す熊本城の天守閣も、自然や文化財の保護は大事であるけれど、

そのために泣く泣く訪問を断念する障がい者が出ては本末転倒と

思うのですがいかがでしょうね。

不謹慎、不適切

おしどり夫婦と言われたことが信じられないような容赦ない妻からの

攻撃に晒されている俳優の船越英一郎

あれはどう見ても妻に非があるという同情票も少なくないけれど、

民放よりもお騒がせ芸能人の起用を嫌うNHKが平日の帯番組に

彼を司会で起用し続けていることはある意味で異例であって、

下手に降板させたら憶測を呼ぶとか今回の船越英一郎夫妻の騒動を

視聴率のよくない番組のテコ入れに利用しようとしているのかなど

邪推をする向きもありそうです。

さて、この船越英一郎司会のNHK総合テレビの帯番組にホリエモンこと

堀江貴文氏がゲスト出演すると聞いて大丈夫かと思ったのは筆者だけで

ないと思うし、妻から個人攻撃されている船越英一郎とは比べものに

ならない汚点を過去に背負った経験のある堀江貴文氏をバラエティー番組とは

いえNHKが起用する意図が正直理解できないところがありました。

NHKといえば過去に話題優先で紅白歌合戦に起用した歌手が裸のような

格好をしたりNHKではご法度の商品名を口走ったりなどと生放送にまつわる

黒歴史を抱えているだけに今回の堀江貴文氏も何かやらかすのではないかと

思っていたらこともあろうにナチスドイツを連想させるTシャツを彼が

着用して出演し、生放送中にアナウンサーが謝罪する騒動になったということで

それ見たことかという思いであるし、Tシャツの柄ぐらい生放送前の

打ち合わせの時にでも確認できたであろうし、前述の紅白歌合戦での

騒ぎやプロサッカーやプロ野球の選手が内外で戦争賛美のような

言動をして批判を浴びていることを鑑みてテレビ朝日の番組審議委員会は

俺の息が掛かった人間ばかりなどと雑誌のコラムで放言していた

堀江貴文氏に対して公共放送であるNHKに出演するならばそれ相応の

言動をしてくれと要請したり、未然に問題を防ぐ意味で堀江貴文氏の

出演を見合わせるといった対応がNHKには事前に取れなかったのかと

いう思いがします。

この堀江貴文氏にしてもアダルトビデオのプロデュースや過激な政治的言動を

している人間が堂々とNHKに、、、という思いが拭えないし、

時代の寵児が地に堕ちたなどと彼をこき下ろしていたNHKがほとぼりが

冷めた途端に三顧の礼で番組のゲストに迎えるのかという感じがするけれど

報道番組や衛星放送、NHK教育テレビの番組を含めてNHKのお堅いイメージを

打破するような番組作りに取り組んでいるNHKには視聴者から

受信料を徴収している以上幅広い層に受け入れられる番組作りが

必要なことも理解できるものの、今回のように放送後すぐに

叩かれるような番組は論外であるし、受信料の徴収を強化するならば

民放にはできない視聴率に左右されない番組作りに取り組むべきであって

それが受信料を支払っている視聴者への見返りと考えて今一度番組作りを

見直して欲しいと思うのですがいかがでしょうね。

ジッケン

学生時代にある興味深い心理学の実験の話を聞いたことがあります。

その内容というのが、ある若い女性が落し物をしたふりをして通りすがりの

誰かが声をかけてくれるか確かめるというものでしたが、筆者よりも

若い女性の姿では通行人がどうしたのですかなどといって優しく声をかけて

くれたのに同じ女性が老婆に変装して同じように落し物で困っている

ふりをしてみたら悲しいことに通行人が次々と無視して通り過ぎていったと

いうものです。

同じ人間なのに若い女性には優しく声をかけて老婆は無視かと言いたくなる

けれど、筆者が道すがらこの実験のような若い女性と老婆の困っている

姿を見かけたらどうするだろうといって考えてしまうところがあります。

男性ならば若い女性を助けてあげたら一緒にお茶ぐらい付き合ってくれるの

ではという下心を持つこともありそうだけれど、そうした下心の他にも

筆者の私見を言うなら老婆に下手に声をかけたら難癖をつけられるのでは

ないかとか、見返りが期待できない割に面倒なことに巻き込まれるのではないか

といって防衛本能ではないけれど、若い女性ならば面倒に巻き込まれることは

ないけれど老婆は、、、といって手助けを敬遠してしまうことも

あるように思うのです。

さて、高齢者と同じく社会的弱者とされているのが筆者を含めた障がい者

あるけれど、昨今奄美大島空港で起きた車いす障がい者の搭乗拒否騒動や

歩きスマホの乗客との接触が引き金の盲人の鉄道の駅のホームからの

転落など何処と無く冒頭の実験を連想させる事案が相次いで健常者は

車いす障がい者や盲人が手助けを求めていたらどうするのだろうと

当事者として考えさせられるところがあります。

でも、健常者は障がい者が助けを求めていたらどうするのかという実験の

一種として愛知県の車いすの青年が車いすでのヒッチハイクに挑んでいると

聞いて、同じ障がい者として筆者はどこか疑問に感じるところがあります。

先に触れた搭乗拒否騒動も車いすでは物理的に飛行機のタラップに

乗れない、階段を介助なしでは登れないという根本的な問題が横たわって

いたけれど、この搭乗拒否騒動に巻き込まれた当事者の男性へのSNS上での

批判の声もある中で実験のように前代未聞の車いすヒッチハイクへの

挑戦は世間に誤ったメッセージを送ってしまうのではと筆者はどこか危惧する

ところがあるし、健常者でも難しいヒッチハイクに挑む障がい者の青年が

乗せてあげたいけれど自分の車には車いすを置くスペースがないとか

介護タクシー福祉車両のように車いすでの乗り降りが容易にできないから

君は乗せられないねと言われたらどうするつもりなのだろうと

思うのですがいかがでしょうね。